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2011年11月 4日 (金)

地名逍遥。

朝までの妻よなみだはみづうみの

岸の白波千々にくだくる

「滋賀縣坂田郡米原町朝妻筑摩」 

wave

なぐはしき京みて死ねとあかねさす

天使突拔春のあけぼの

「京都市下京区天使突拔(てんしつきぬけ)」

sandclock

「そこに住む住まぬは問題ではない。

日本にこのような美しい地名が現実に存在すると思ふだけでも、私は

「生ける験(しるし)」を覚える。」

・・・・・・歌人 塚本邦雄が選んだ美しい地名と短歌に、写真が添えてある、

「新歌枕東西百景」(S53年)のペエジを繰っていると

見知らぬ土地の路地へ迷い込みそうになる。

Photo_2

あ、ここは、知ってる!!

古い武蔵野の面影が濃い恋ケ窪の風景。

学生時代、近くの鷹の台に下宿してたから。。

畠山重忠の愛妾夙妻(あさつま)太夫入水の跡が「恋ケ窪」 だったんだ~~。

なんて、切ない命名だこと!

滋賀県は?と読み進むと。。

Photo_3

長浜の北、余呉町にある余呉湖を

塚本は

「まさに琵琶の撥入(ばちいれ)の錦の袋」と呼び、

戦国時代、宇治川先陣を争った名馬「磨墨(するすみ)」を

「匹如身(するすみ)」と古語に書きかえると「無一物」を意味すると

読み解き、雄々しい地名だと称えている。

Photo_4 (余呉湖)

・・・・地名が詩歌であり物語であることに気づく、

そんな読書に

いざなわれて、机上から妄想の極小旅へ、

ふらりと迷い出る。

~~~秋に、ひとは旅人になる。 

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コメント

塚本の「新歌枕東西百景」を取り上げてくださつて、ありがたう。
この九月、思ふところあり、すべての「塚本」本とお別れしました。
寂しい思ひで日々過ごしてをりましたが、懐かしい書名を見て、思はず、コメントしました。

私はその「恋ヶ窪」に住んでおりました。
懐かしい地名が出て感激です。

旅人さま

・・・「塚本」本から離れられたのですね。
店主の蔵書も
少しずつ旅立つことになりますが、
離れる前に、一冊一冊に触れておこうと、思います。

酢亭さま

そっか、恋ヶ窪にいたんだ~~。
当時、地名の由来 聞いてた?
歩いた玉川上水には
栗鼠もいたし、蛍も舞ってたよね。
まさしく、ザ、武蔵野って感じの風景でしたネ。

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