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2012年1月16日 (月)

掌の美。

雅陶堂当主、瀬津巌氏が掌中の逸品たちを語った美しい大型本。1996年 新潮社 布装箱入。

Book_2

ご予約くださっていた京都の若い庭師さんと、ゆっくりお話しする。

中学生のとき、英語の教科書で「地球の砂漠化」を知り、

緑を増やす仕事に就こう!「木を知るひとになろう」と思ってPhoto_3

建築を学び、造園の世界で修行を積んだそうだ。

道具代で給料がふっとぶ丁稚奉公を経て、独立、

「京庭なる井」を興したのが33歳。 味のある活版の名刺→。

・・・庭師へのまっすぐな道を、いちずに進んでいる。

「いい庭って?」と尋ねると、もの静かな口調で

「僕や、僕の家族がほっとできる庭が、ええ庭やとおもうんです」と。

・・・・いやはや、真理!! 庭はひとのこころを受け入れて休ませる場所。神が降りる場所であった古来から、その真髄は変わらないはずだ。

そんな彼の造る庭を、ずっとみせてもらうのは、なんとも楽しみだ!。

きっとこの本は、京都の山あいの書架で彼の静謐な時間に寄り添うのだろう。

少し中身拝見、各章のタイトルをあげると・・・・

Photo_4「愛らしき残片たち」 仏手・仏足

「道しるべになったいしにえのピンク」 紙胎漆塗彩絵華籠

「天上の音」 金銅垂飾金具(鈴)

「海を渡ってきた蝶」 神護寺一切経の経帙

「海揚がりの皿」 肥前初期染め付け皿

「築地明石町の夏」 桑縁玉入葭絹地張透小屏風

「願いに応える仏」 盧舎那仏光背の化仏   「動物たちのお月見」 瀬戸の水滴他

「大和しうるわし」 遠山袈裟裂  などなど。


↑画像は店主の気に入ったペエジを開いたもの。

紀元前2800年のアフガニスタン 石の地母神(13センチ)2体

紀元前3500年のアナトリア(トルコ)の地母神(11センチ) だそうだ。ヘンリームーアではない。いつまでも見ていたい造形だ。

(残念ながらこの本は、今は古書店で探すしかない。)

・・・大事にしてきた本を、日本の伝統を担う若い仕事師の手に渡せたのは

さざなみ古書店の、しみじみ嬉しい出来事だった。

彼の帰ったあとに、飲んだ熱いお茶の美味しかったこと。

bud

お知らせ: 1月20日金曜日 店主出張のため店休日とさせていただきます。

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コメント

今気づいたのですが、住所欄に「ゆう壱番街」
が追加されてますね。
これは地域で考えてのことですか?それとも・・・
ちょっと気になったもんで。

長浜では、一本ずつ通りに名前がついていて
〇〇通りの△■さんと呼んでいます。
さざなみ古書店の場所が分かりやすいようにと思って
追加してみました。

お元気そうで何よりです。
パソコンがおかしくなってそちらのアドレスも分からなくなり、連絡出来ずに失礼しました。
今年も身体に気をつけて、ゆったりと人生を楽しんでくださいね!

なち様

おひさしぶり。
きっとお元気よね!よかった! 歌うこと楽しんでますか?

レス遅れてごめんね。

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