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2012年5月

2012年5月27日 (日)

五味太郎。楽に行け。

たくさんの人びとの眼が記憶している五味太郎(1945~)の絵。色もフォルムも、文句なく明るく朗らかだ。

(五味太郎氏 2010年インタヴューより)

「「楽(らく)」と「楽しい」って一緒の漢字で表すよね。

つまり、楽しくやるってことは、楽にやるってこと。

おれにとっては、絵本をつくるのが一番楽なんだ。だから続けてる。

楽な方に行けっていうのは、五味家の伝統でもあるんだけどさ。

人生楽にいくことについて、一所懸命なんだよ。

だからみんなもうちょっと真面目に、自分が何を好きなのか、自分っていうのが

どんな人間なのかっていう自己発見に、もっと時間をかければいいのにって思ってるわけ。」

art

5月29日より岡山県立美術館で「絵本の時間」五味太郎作品展が開催されるので、ぜひどうぞ!!

Photo_2

今、本棚にある2冊も、

頭と心が硬化疲弊した方には、とても良い処方本!!!

(ハウツー本なんかでは決して快くならないよ。)

book「注意読本」8(2002)・・・きっとふふふと笑う。

  bookもういちどそのことを、」(2003)・・・不思議な存在にはっと気づく。Photo_3

P5270027

はっきり正直に生きようよ!隠れないで、明るい日なたで!!

五味さんの選ぶ言葉は、明らかにオトナへ向けて連射されている。

小さな人は、オトナの何倍も感性がしなやかで鋭いから、

五味さんのゆるがないスタンスを感知して、人として信用するのだと思う。

そして五味さんのおおらかな知性と、繋がる。

「注意読本」で、五味先生が注意を促しているものたちは、以下である。すべて納得の説明がついている。

ねぼう・めざめ・今日の予定・服装・ヘアスタイル・食事・天気予報・忘れ物・

よけいな物・母親・ご近所・世間・他人・自動車・運転者・下・上・

親切・御親切・知り合いのおばさん・ぜんぜん知らないお兄さん・団体

通り過ぎ・遅刻・仲間・友達・先生・授業・勇気・根性・陰気・陽気・

話し合い・多数決・つげ口・プレゼント・貸し借り・きらわれ・

ガキ・大人・大人のやること・はでな営業・じみな営業・世界・世界の人々・怪獣・ 

街の変化・ファッション・にせ物・おもちゃ・水分・おじゃま・事故・犬・この種のひと・時刻・帰り道・ 

「今日はどうだったの?」・一家だんらん・疲労回復・

お肌の手入れ・宿題・明日の用意・本日の気がかり・金魚のエサ・夢・・・

そして、最後のペイジ。

book そして 注意のしすぎに注意  

注意のしすぎは あなたの健康を害するおそれがあります 注意しましょう

・・・・・ここで、ご一緒に、ちょっとコケながら、ふふふ

ear

baseball蛇足:五味先生は阪神ファンです。

clip

《お客様へお知らせ》

勝手ながら、5月30日水曜日~6月2日土曜日まで、お休みさせていただきます。

2012年5月22日 (火)

定休日変更のお知らせ。

すっかり初夏の明るさに

緑の木々がのびのびと呼吸していますね。

さざなみ古書店の定休日を、二日間いただくことにいたしました。

今週から、水曜と木曜を休ませていただきます。

尚、営業時間は、11時から17時に変更します。

どうぞよろしくお願いいたします。

P5110029

川面にふりそそぐ陽光は、

角度を変えて

(何とも天の恵み!!!)

我が住み処の白い天井に到達し、ゆらゆらと美しいさざめきになって映ってくれます。

これは、まさに店主のお宝!!(しかも、正真正銘の、ヒカリモノ、ですし!)

窓辺に咲いたリューココリーネの花の香りも、風にのって室内へ。

相棒の11歳半のファンキーなおっさん「名前はココア」が、窓辺でポーズ。

すっかり長浜の路地裏まで覚えて、

毎朝の散歩を、店主と楽しんでいますが、

往路のみ浮かれてスキップ歩行、帰りは渋々歩きをするゲンキンな犬です。

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2012年5月20日 (日)

ONLY ONE ME  ひとり。

ぱるん舎 が、「ちょっとちがう絵本」6冊を創った1970年代から、もう数十年。

その中でも異彩を放つ、

谷川俊太郎と、三輪滋のコラボ絵本には、変わらない鮮度とメッセージパワーを感じる。

Photo

3部作合版で復刊された「おばあちゃん ひとり せんそうごっこ」(2006)は

さざなみ古書店の本棚で光ったその日にお買い上げいただいた。

今本棚にある「ひとり」(ぱるん舎)と併せて、ぜひご紹介したい。

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chair

おばあちゃん」 

  ぼくは もしかすると おばあちゃんはP5110040_6

うちゅうじんになったんじゃないかと おもいます。

・・・・家族の中で、認知症が進行するおばあちゃんを、

をまっすぐに視る子どものつぶやき。

みんなうちゅうじんになるかもしれない、と感じる子どもの直感力。

house

ひとりP5110042_4

ぼくは ぼくだ みんなとちがう。 

ぼくの みるゆめを だれも しらない。

ひとりでも ぼくは ひとりぼっちじゃない。

・・・・いじめにあう一人っ子の小さく確かな自我。

shadow

せんそうごっこ

せんそうって べんりだね、 ひとを ころしても だれにもしかられない。

・・・凄惨なシーンを描くシュールな線が心に刺さる。

この絵本を手にした幼いひとたちは、

少し怖いかもしれない絵が発散する強烈なイメージと、シンプルで大事な言葉の意味を

どのような反応で受けとめるのかな。

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2012年5月15日 (火)

ガラスペンとブロッター。

昨日遠路届いた封書はいつものペン書きだった。

やはり、手で書かれた便りは、電子メイルとは全く別の交信物だ。

紙に向かったときのその人の気分が、文字に乗り、行間に隠れて、手許に到着する。

今すぐ伝えたいことを速効性メイルに頼っているうちに

パソコンや携帯画面のエモジや文字に託すことのできるアイは、ちっぽけなオマケほどの質量だと気づく。

できることなら、気分を整えて、ペンと紙に向かう時間を作らなくては、と思う。

P5130064

ブロッターという文房具を見た若いお客様が、首を傾げて、「これは??何???」とおっしゃる。

舟型の吸い取り紙部分を紙に当てて、インクを吸い取る道具。

リズムhttp://rhythm-shopping.com/さんで、イタリア製の程よく小さめの品を見つけた。

  ※リズムさんは、この週末(19・20日)も、さざなみ通路に出店してくれます。お越しくださいね。

後ろのインク瓶はPILOTのインク「露草」。

たくさんの青インクの中から、濁らない青さが好きで選んで以来、万年筆にはこればかり使っている。

時々、細い線で書きたいときには、

ペン先が白色、軸が明るい瑠璃色のひねりガラスペンを使う。これは佐瀬工業所製品。

http://www7.ocn.ne.jp/~glasspen/

↓琵琶湖玻璃片に埋もれさせて撮った画像。

白いペン先の流れるようなひねった筋は、美しいだけでなく、

8本の溝にインクが溜まって、かなりの筆記量をまかなえる優れた構造に作られているので、

万年筆のように太さの幅や濃淡の出ない硬めの線が、インクをしばしばつけなくても、書ける。

使ったあとは洗えばよい。

P5150080

 

1902年に日本の風鈴職人が考案したというガラスペンは日本の誇り。

インクを使って、ブロッターに働いてもらって、「電子で送るものではないもの」 も書くようにしたい。

↓このように外して吸い取り紙を取り替える。 きっとこれから何十年も私のそばにある道具。

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2012年5月11日 (金)

「花食ひたし」 寺山修司。

「花食ひたし、といふ老人の会あり。

 槐、棕櫚、牡丹、浦島草、茨、昼顔などもちよりて思案にくれてゐたり。

一の老、鍋にて食はむと言へども鍋なし。

 さればと地球儀を二つに割りて鍋がはりに水をたたへて花を煮たれど、

 花の色褪めて美食のたのしびうすし。また二の老、焼き花にせむと火の上に串刺しの花を

 ならべて調理するも、花燃えてすぐにかたちなし。

 されば三の老、蒸し花、煎り花料理をこころみしが、これも趣きなし。

 花は芍薬、罌粟、紫蘭、金魚草などみな鮮度よければ、なまのまま食はむと四の老言ひて盛りつけたれど、

 老、口ひらくことせまく、花を頬ばり、咀嚼すること難し。

 されば老人らみなしめしあはせて、包丁、鉈、剃刀などにて花を刻みはじめしなり。

 悲しきは餐、花のむごたらしきかをり甘やかに鼻をつき、すさまじくきざむ音、

 なまぐさく唄ふたのしびの、ボーイソプラノ、みなおにより天の身に近づきてゆく証しならむか。」

book寺山修司全歌集 (沖積舎) 新・餓鬼草紙より

clover

今朝の豊公園。

おなかいっぱい、花をたのしんだ散歩でした。 花摘むオニには出くわさなかった。。。

↓お城の袂の稲荷祠はシャガの群生にかこまれています。

P5110006

広場には藤棚がぐるり。花房が揺れながら香るので、棚の下をゆっくり歩きます。

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広場の脇道はラヴェンダーの植え込みです。開花秒読みの花たち。

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2012年5月 7日 (月)

みんぱくの本。

      地の先へ。  知の奥へ。

国立民族学博物館http://www.minpaku.ac.jp/は、次々に興味深い企画と研究を続ける機関である。

収蔵品鑑賞やセミナー参加を楽しむファンは増えているに違いない。(そうだといい。。)

さざなみ古書店の本棚の本 ― 「世界を集める」(2007)

みんぱくの膨大なコレクションから

研究者56人が選んだ資料とコメントが見開きペェジに展開されている図録。

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みんぱく展示を鑑賞するのとまた違った視点を愉しめる本だ。P5070200


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そういえば、、

20年以上も前に、ミュージアムショップの片隅に埋もれていたのを見つけて

売り物ではない、ほこりだらけの籠を、館員に交渉の末、

購入したことを思い出した。

店主は「籠好き」でもある。P5070189_2

網目も美しい44センチ角の大きなもので、

インドネシアの飯籠らしい。

実にいい飴色に熟成?されて、蓋もきっちり閉まるので

クロスなどを入れるのに都合がいい。

世界の民族学資料の宝庫、みんぱくから来た籠 

だと思うと、親しさもひとしお。

info01 店休のお知らせです。

5月9日水曜は臨時にお休みさせていただきます。(10日木曜は定休日)

2012年5月 4日 (金)

大通寺いなり。

「私が高校のときからやから、(電卓を出して現在の歳から引くと)・・・58年。」

「ひとりでやり始めてからは、30年になるかなぁ」と少しはにかみながら

ゆっくりとごはんに調味料と野菜を混ぜ込んで

いなり寿司を作ってくれるケイコサンのリズムは、少し浮世離れしていて、じんわりする。

これこれ!、町中を静かに流れる米川みたいだ!、長浜に流れている時間だ。

贅沢でなく心を配ってきちんと作るケイコサンの思いを受け取れる年代になってて、よかった。P5040178

極近の、大通寺表参道の「さかえ家」(火定休 10~17)

看板も店構えも控えめ過ぎて、行く度に、少し笑ってしまうけれど。(さざなみ古書店だってそうらしい)

お揚げも、野菜も、たっぷりの白ゴマも、後口のいい「気持ちのいい味付け」に仕上がっている。

味を表現するのに、「気持がいい」では、どうにも通じないと思うけれど、

「優しい」とか「素材を生かしている」とか「昔ながらの素朴な」というふうには言いたくないし。

◎質問「死ぬ前に食べたいものは?」=「いなり寿司」 ←そう答えてきたのは、お揚げ大好きな私で~す。

北九州では、独特の分厚い三角揚げを香ばしく焼いて食べてたぁ~~~~。(旨!)

明日も、岩国の稲田屋五郎さんの形見にもらった大事な塗りのお弁当箱をもって

いそいそ、ケイコサンのいなりを買いにゆこっと!!

(「虹のふもとに宝が埋まってる」説にガッテン!するの、これで何回目だ!?)

horse

大手門通りのまちづくり役場には、大きな和紙の鯉のぼりが泳ぎ

5月の連休の長浜商店街は

いろんなお客様で賑やかです。 P5030170_4

 「ブログを見てます」(←ありがとう!)という里帰り中の若い男子や

環境の仕事で北九州市戸畑区に赴任中というお客様も

(戸畑のおすすめスポットをご案内しました)

映画が大好きなシニア、若き女子たち、たくさんご来店くださいました。

通りには、こんなコスプレカップルも!

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