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2012年5月11日 (金)

「花食ひたし」 寺山修司。

「花食ひたし、といふ老人の会あり。

 槐、棕櫚、牡丹、浦島草、茨、昼顔などもちよりて思案にくれてゐたり。

一の老、鍋にて食はむと言へども鍋なし。

 さればと地球儀を二つに割りて鍋がはりに水をたたへて花を煮たれど、

 花の色褪めて美食のたのしびうすし。また二の老、焼き花にせむと火の上に串刺しの花を

 ならべて調理するも、花燃えてすぐにかたちなし。

 されば三の老、蒸し花、煎り花料理をこころみしが、これも趣きなし。

 花は芍薬、罌粟、紫蘭、金魚草などみな鮮度よければ、なまのまま食はむと四の老言ひて盛りつけたれど、

 老、口ひらくことせまく、花を頬ばり、咀嚼すること難し。

 されば老人らみなしめしあはせて、包丁、鉈、剃刀などにて花を刻みはじめしなり。

 悲しきは餐、花のむごたらしきかをり甘やかに鼻をつき、すさまじくきざむ音、

 なまぐさく唄ふたのしびの、ボーイソプラノ、みなおにより天の身に近づきてゆく証しならむか。」

book寺山修司全歌集 (沖積舎) 新・餓鬼草紙より

clover

今朝の豊公園。

おなかいっぱい、花をたのしんだ散歩でした。 花摘むオニには出くわさなかった。。。

↓お城の袂の稲荷祠はシャガの群生にかこまれています。

P5110006

広場には藤棚がぐるり。花房が揺れながら香るので、棚の下をゆっくり歩きます。

P5110018_5

広場の脇道はラヴェンダーの植え込みです。開花秒読みの花たち。

P5110025_2

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コメント

寺山修司の「時代はサーカスの象にのって」ってやつも良いですね☆
頭脳警察が曲をつけて歌ってるのを聴いて知りました。

豊公園って、奥が深いですね。そういえば、まともに散歩したことないので、今度僕もいろいろ探してみようっと。

マスターさま

新緑の木々のしたを歩くのはいいものです。
五月の光のカケラがふりそそいできて、きっと身体のなかにすっと染み込みます。

「時代はサーカスの象にのって」が歌われていたのですね。。。
 「どこからでもやり直しは出来るだろう
  お前はお前自身が作り出した
  一片の物語の主人公だから」

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