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2012年5月15日 (火)

ガラスペンとブロッター。

昨日遠路届いた封書はいつものペン書きだった。

やはり、手で書かれた便りは、電子メイルとは全く別の交信物だ。

紙に向かったときのその人の気分が、文字に乗り、行間に隠れて、手許に到着する。

今すぐ伝えたいことを速効性メイルに頼っているうちに

パソコンや携帯画面のエモジや文字に託すことのできるアイは、ちっぽけなオマケほどの質量だと気づく。

できることなら、気分を整えて、ペンと紙に向かう時間を作らなくては、と思う。

P5130064

ブロッターという文房具を見た若いお客様が、首を傾げて、「これは??何???」とおっしゃる。

舟型の吸い取り紙部分を紙に当てて、インクを吸い取る道具。

リズムhttp://rhythm-shopping.com/さんで、イタリア製の程よく小さめの品を見つけた。

  ※リズムさんは、この週末(19・20日)も、さざなみ通路に出店してくれます。お越しくださいね。

後ろのインク瓶はPILOTのインク「露草」。

たくさんの青インクの中から、濁らない青さが好きで選んで以来、万年筆にはこればかり使っている。

時々、細い線で書きたいときには、

ペン先が白色、軸が明るい瑠璃色のひねりガラスペンを使う。これは佐瀬工業所製品。

http://www7.ocn.ne.jp/~glasspen/

↓琵琶湖玻璃片に埋もれさせて撮った画像。

白いペン先の流れるようなひねった筋は、美しいだけでなく、

8本の溝にインクが溜まって、かなりの筆記量をまかなえる優れた構造に作られているので、

万年筆のように太さの幅や濃淡の出ない硬めの線が、インクをしばしばつけなくても、書ける。

使ったあとは洗えばよい。

P5150080

 

1902年に日本の風鈴職人が考案したというガラスペンは日本の誇り。

インクを使って、ブロッターに働いてもらって、「電子で送るものではないもの」 も書くようにしたい。

↓このように外して吸い取り紙を取り替える。 きっとこれから何十年も私のそばにある道具。

P5150084_2

 

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コメント

中学生になってPILOTの万年筆を買ってもらった。
でも字が下手とか文章が下手とか言って
情を込めた封書はほとんど書かなかった。
親にも好きな人にも
この頃よくメールをするようになった。
悪筆から解放され、思っていることを
素直に伝ることがやっと出来るようになった。
いずれ便箋とインクで自分の気持ちを
素直に誰かに伝えることができたらと思う。

東方のBillyさま

メイルは本当に素早く思いを伝達できるようだけれど、
実体が見えないものとも言えます。。。
多分、宛名とか、ほんのひとこと、でも
自分で書くという行為は、
思う「時間」があったことが確かに刻印されるから
伝わるんだと思うようになってきました。
店主も、少し丁寧に生きたい年代になってきたようです。

高校生の頃、大好きな女の子に、何枚も何枚もお手紙を書いたことを思い出しました。
叶うことはなかったけれど(笑)、文字で表現することが好きになるきっかけになったように思います。
いいなあ、手紙☆

マスターさま

いいね、手紙。
とっておきたい手紙をいただくのは嬉しい。
とっておいてもらえる手紙を、書けたら、それはもっと嬉しい。
「嘘」でないこと、がいちばん大事なのかも。 

中学・高校・大学とその時々にお祝いとして戴いた万年筆。。どれも手元に残っていません。

毎年、誕生日の祝いにプレゼントしてくれるお嫁ちゃんに、60の歳にこちらからリクエスト
「万年筆が欲しい。出来れば色は赤い万年筆を」
お嫁ちゃん「万年筆って高いですねぇ。びっくりした~~」
いい物を選んでくれたようです(^^)

悪筆で文章もでたらめですが、お手紙を書くのが楽しくなりました。小さめのブロッター。。良いですね。

追:17日NHKの朝の情報番組で長浜が取り上げられていました。いい町ですね(^^)

ひとバーちゃん様

こんにちは。
万年筆よりずっと太めのアスパラ、とっても美味しそう~~でしたね。ゴクン!

還暦お祝いの赤い万年筆は
きっと思いを温かく伝えてくれることでしょう。
いいお嫁さん!!

私は、母が誕生日にくれたモンブラン&「露草インク」 が続きそう。

昔、小倉にinkpotというcofeがありました。入るとブルーのインク瓶の中にいる感じになって、とても幻想的で素敵でした。

m-jijiさま

なんて懐かしい店名!!。でも確か inkspot. じゃなかったっけ?
二階に上がると、そこはブルーな世界でしたね~~~。
m-jiji様のカキコミのおかげで
20代の私が浮かんで、一気に追憶のインク壺のなかへポチャン~~。

inkspot
懐かしいですね。魚町アーケードの横の通りにありましたね。
たしか、私が19才の正月にいきました。
緊張しちゃってガラスにぶつかったのを覚えています。
それと「ガラスペンとブロッター」で書かれてましたが、
私にも手書きの封書が届きました。
なんと小学校の同級生からでした。
感激 感激です
書き手の想いが伝わってきました。
いいものですね。

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