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2012年7月

2012年7月29日 (日)

夏の町ぶらり歩き。

P7280134_2

我が家の殊勝ないろはもみじが、窓の外にこんな緑陰を作ってくれる夏。

ブログを始めて、一年が経つのだなぁ。。。。

昨秋に発行されて、人気の「ながはまのお庭」の第2号の編集準備が始まっている。

まちづくり役場を中心に、優秀な院生・若者たちも集結して、

議事録を即座に配信してくれる彼らの俊敏さに感心!しながら、

長浜中心部のお庭取材がスタート。

ある日の、庭師の中川源蔵先生との下調べ歩き~

sun汗をふきながら、駅近くの北国街道を南下~元豪商邸宅界隈をぶら~~~り歩く~~。

P7260076 

←歩行者が思わず見上げてしまうような見事な「見越しの松」が、

 まるでランドマークのような威容。

 押しかけて見せていただいたこのお宅の中の

 幾つかの(!)お庭は風雅。

 また、街道沿いの旧家の大きなの玄関脇には、→P7260051_4

 穴の開いた一抱えほどの石のオブジェ?

 いえいえ、

 これは、江戸時代、街道をゆきかった馬を繋ぐ石。

camera 細い路地を見つけては、

ずんずん歩く~~~~。

P7260063_2米川と支流の堀がいくつも縦横に琵琶湖に注いでいるので、

小路に細い水の流れが沿う。

広大な屋敷の中には、なんと敷地内に堀が流れている家もあるのだ。P7260098_3

離れの居室の窓を開けて

せり出した欄干から

堀の対岸にしつらえた庭を、

眺めるように作られたお宅。→

隙なく組まれた六角の石垣の精巧さには目を瞠る。 

家の歴史は何とも古そうだ!

(画像右下の)堀に架かる小さな橋は、

当然ながら、御当家のMY橋である!

MY箸所有者は多いけど!)

いろんな庭を堪能し、

午後の炎天に、そろそろ脳の回路も機能不全になってきた。

P7260070再び、路地歩きに戻ると、

郵便屋さん2名が仲良く談笑中。

ごくろうさま~~~~。

路地の狭さは、友情を育てる!(笑)

町衆の緊密ネットワークも、ガッチリ育てたかな?

「ろじうら探検団」(北九州で結成)の団員であった店主は、

もともと路地裏に吸引される習癖を持ち、

これからも四季折々、

町内の裏路に嬉々として迷い込んでいるはずだ。

・・・もしお宅を覗いていても(?)決して怪しい者ではありませぬ。

2012年7月24日 (火)

棒で編む。

人の手の指が何本かの木の棒を操って、一本の糸を美しい文様に編みあげること。

それは少し、魔法みたいなのだ。

1

クンストレース」・・・聞きなれないかも知れない。

・・・ ドイツではじまったこの美しい手芸は、 「繊細・美術・芸術」を意味する「クンスト」という語を冠したもの。

掛け目と増し目をしながらの緻密な輪編みから、優雅で薄く透けるレースが作りあげられる。

かぎ針でなく、より繊細な技術を要するものであるためか、

国内の作り手は少なく、紹介された本もわずかしかない。

Photo


こんな高いレベルの手工芸作品を見ていただきたくて、

さざなみ古書店のさざなみ通路に展示中。

暑い商店街を歩いて、ふっと静かな世界を味わっていただけると嬉しい。

見入っているお客さまの横顔も優しげで、、、。

難しいクンストレースの世界に挑戦した作り手、広島市在住の河村千幸子さんの手になる

大小さまざなな美しいレースで、涼やかな気分を感じてくださいね。

生成りの作品は、帆布を織る糸、光沢のある作品は、フランスDMCの糸で編まれている。

P7240016


CHISAKOの「クンストレースの世界」展  会期延長して8月5日まで。

door お手元に欲しい方には販売もしています。

 

 

 

 

2012年7月18日 (水)

小さな星。・・・のようなひと。

Photo

ある日の午後のさざなみ古書店。

Twitterで言葉を交わしたことがある、詩をよむ若いK女子が初めて訪問してくださって、詩の話などしていた。

45年も前の、!当時、福井高校文芸部長だった詩人の荒川洋治さんと、

福岡県のS女学院高校文芸部のささやかな交信の思い出話など。

そこにまるで、小さな森のリスが

団栗を落っことしたようなかすかなコトンっという声が・・・・。

店主からは見えない書棚の前で話を聞いて、笑ったひとがいるらしい。

しばらくして、そのひとが

「これ下さい」と本を差し出されたとき、そのひとの瞳の星を私はまっすぐに見つけてしまった。

重力が微かに変動した。

そのひとも詩画集を作っていた。

Tenohira02_2手のひら動物園」・・・・

きちんと和綴じで作られた柔らかい感触の本。

活版印刷だったらどんなにステキだろう。

動物をタイトルにした37篇の詩に合わせて、

37枚のコラージュは、どれも彩りが好きだ。

P7180003

最上段の画像、夜の星空のようなコラージュも

何気ないようだけれど

そのひとの世界の広さを表している。

こころの底に、静かな深い湖を持っているひと の声は、さざなみのようだった。

イラストを描いているひとの名刺は、たくさんの絵から選べるというので

店主がもらったのは、「レモン」の絵のもの。

作る時間が、ただそれだけが、もっともっと欲しいというそのひとに

ふんだんに豊かな時間が舞い降りてくるように祈りたい。

book竹島玲子さんのブログ  「芸術のおもちゃ箱」  

BOOKS  http://www.451books.com/SHOP/tenoira_01.html

2012年7月13日 (金)

人災。

小さな島、日本に、経験したことのない天災が多発しているなかにあって、

「人災」が重なってもっと人が苦しむ。 ・・・ どれほど多くの「無責任」「邪悪」が積み重なった結果だろう。

遠くでのほほんとしていた自分も、その長い連鎖に確かに加担していたと感ずると、苦しくなる。

人が人のために為すこと は 決して善ではない。

壮絶なノンフィクションを読むとそれを思い知らされることになる。Photo

book イマキュレー・イリバギザの「生かされて」(2006 PHP)

book プーラン・デヴィの「女盗賊プーラン」(1997 草思社) などなど。

P7130328


想像を超える衝撃に、読みながら、心拍数まで上がってしまう。

自分の心の奥の「人災に対する怒り」にじわっとリンクするのを知覚しながら、

そして、必ずそのために気分が撃沈するのだが、ともかく読み進む。

飢餓、殺りく、レイプ、差別、虐待、不条理なことは、同じ地上で、近年の出来事として存在する。

祈りを鎧にして、ルワンダ大量虐殺を奇跡的に生き延びたイマキュレー・イリバギザは、

神と対話しながら、虐殺者までも赦す境地に至り、その美しく強靭な生き方で圧倒する。

一方、プーラン・デヴィは、加害者への復讐に燃える。

誰もが忍従する強靭な差別制度下のインドで、無法へと突き進んだ憤怒のプーラン。

カースト社会のもとで11歳で嫁ぎ、以来苛酷なレイプや犬以下の扱いを受け続け、

盗賊団に入り、虐待者射殺、投獄され、釈放、国会議員に、そして最後に暗殺される、

という数奇な人生。 たったひとつ、愛を知った事実には、ほっとするが、その夫も殺される。

。。。。

人間の尊厳、生命の価値、について、考えるには、

想像を超える闘いをした人々の実話を読むのも大事なことかもしれない。

「人災」というのは、

その複雑で根深い構造ゆえ、新たな悲劇を更新しつづけることになるのだろう。

根っこを掘り出して、消毒しないとダメなんだと思う。

ひとりひとりが、制度や利害に依らず、

まっすぐに自分の思いを声に出すことが

人が作る災いをこれ以上増やさない手立てになるのではないか。 

そのためには、正しい情報を手に入れなければならないが。・・・・・・・。

snail

日本中で平和的に行われている毎週金曜日の行動は、そういう意味で清々しいと思う。

※ 奈良美智さんのポスター、セブンイレブンでネットプリント19日まで  79769932 100円/A3

2012年7月 7日 (土)

棒茶。

いつから飲んでいるんだったか。。。「加賀棒茶」

若々しい香りの美味しいほうじ茶。

肥料を極力やらず、日光に充分あてて育てた樹勢のいい木の、茎や茶軸を浅炒りしてつくられる。

P7020239北九州では、唯一置いてある山手のスーパーまで買いに走った。

時々、このお茶を出される店もあって、ファンとしては嬉しいものだ。

・・・・山口の、シンプルでスタイリッシュな美食の宿「てしま旅館」の

部屋に着いて茶筒を開けたらこのお茶!

・・・にっこりとくつろげたのは言うまでもない。

製造元の石川県加賀市の丸八製茶場では、1993年創刊の、

book「動橋(いぶりばし)―加賀棒茶物語」 という名前の

小さな季刊冊子を発行していて、今年で19年目になる。

Iburi_natu12 お茶の世界の歴史的考察やものづくり探訪など、丁寧に紙面作りされた、

 読み応えのあるリトルプレスなので、

 既刊号を保存している方も多いと思う。(全国へ35000部も配布!)

 私もそのひとりで、

 長年の愛読者でもあるのだ。

 顧客との交流がこんな形で長くつづくのはとてもいいと思う。

 pencil毎号全国のさまざまな職業の方のコラム「ティータイム」の頁があり、

 その最新号71号 に店主の拙稿が掲載された。

 ※加賀棒茶のオススメを兼ねて、内容をご紹介しますネ。

  ともかく素直な気持ちで、古書店主のティータイムを書いてみた。

   「生きほぐす」というのは、お茶を頂きながらふと味わえる、とっておきの感覚であるような気がする。

   自分が本当は誰なのかということに触れる感覚。。。。

   長浜の町をふらりと歩いていただくきっかけになると、もっと嬉しい。

  book『昼下りの一呼吸』 

  渦巻く流れのなかでもがいて、底を蹴った六十歳の私は、

 泡になって、ぷくりと湖の水面に浮き上がったのらしい。  

 琵琶湖が力を貸してくれたおかげで、湖北長浜で、新しい生活をはじめた。

 静かに流れる米川沿いの古い町家の一角で、時空を遡る風を呼吸する暮らし。

 遠くから迷いこんだヨソモノを気にかけてくれる町衆の親切に守られ、

「さざなみ古書店」を開業したのは、その年の秋。

 本に囲まれた小さな空間で過ごす半日、ゆるりとしたり、

 お客さまの声で賑わったり、さまざまだが、昼下がりには必ずお茶の時間を過ごす。

 スリップウェアの器に、ほうじ茶か緑茶をたっぷりと。

 茶葉が湯の中でほろりとほぐれゆくのを見るのが好きだ。

 長い歳月の間にきつく束ねられていた我が胎内の枷(かせ)をほどきながら、

 こうしてお茶を飲んでいる。 

 生きほぐす時間のそばには、いつも、温かい飲みものがあってほしい

 

 

 

 

 

 

 

 

2012年7月 2日 (月)

7月の長浜。

P7020242


長浜に夏が来た。・・・まだ梅雨は終わってないけれど。。。

米川べりに繁った木々の緑も日毎に濃くなり、川面に映る曳山博物館裏の壁も白くゆれている。

陽射しに風景がくっきり際立って・・・。(窓からの米川風景)

長浜別院大通寺の夏の行事、「夏中法要」(ゲッチュウさん)も始まった。(2日~10日)

(※蓮如上人の夏の御文4通が1日1通ずつ拝読されるそうです。)

期間限定で山門の拝観もできるので、ぜひ上ってみたい。なんと、立派な門!!!↓Caption_2

5~8日の夜は、商店街に露店が並んで、家族連れで賑わう。

7月21日の「ゆかたまつり」は、

たくさんの浴衣美女たちが通りを行き交う。

こんなふうに表通りの夏はとても明るいのだけれど。。。。

shine

ちょうど今、P7020236_3

ひっそりと奥まった我が家の小さな中庭一面に咲いている

ドクダミの白色は、まるで小さい夜の星々。

sprinkle

過ぎてしまったけれど、水無月の話題を。。。

6月上旬あたりから、町人の間では蛍出没情報がさかんにやりとりされ始める。

「今夜は大井川に出そうやで!」「ほうか。そら、行かんならんわ。」

「八幡さんはどぉや?」「まだらしいワ」・・

雨あがりの少し気温の高い夜には、いそいそと夜道の暗さをいとわず、蛍diamond探索へ。

ぶらぶら商店街を抜け、懐中電灯で足元を照らしながら、小さい川に着くと、「あっ!いる!!」「光ってる」

ゆら~~りゆら~~りと乱舞する蛍群。・・・・一瞬で心を奪われ、佇む。

今年最高点の光景は、米川の狭い水路。家陰の濃い闇がら浮かび出た優雅な蛍たち。

静謐な小雨の夜にふさわしい上品な舞いだった。

この町の静寂を心から愛するのは、こんなときだ。

毎年、身近に蛍に会えるように、生息環境を整えてくださっている方々に感謝。

さて、

毎夏季限定「青菜に塩」コース(体調のことです!)に突入も間近な店主は、

古い家で遭遇するさまざまな虫たちと、どう付き合い、

紫外線ビーム攻撃からうまく身を護り、

酷暑の日々をくぐり抜けて、無事に初秋を迎えられるのか、いささかブルーがかった気分。。。。

(えぇっ?気合入れろって?!!それが無理な体質には、冬眠ならぬ夏籠り療法しかないですwadash dash

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