フォト
2016年3月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
無料ブログはココログ

« 自分の感受性くらい。 | トップページ | 福島菊次郎・・・「ニッポンの嘘」 »

2012年8月10日 (金)

和線香花火。

朝夕に、ふっと降りてくる小さな秋を見つけられるようになった。 

もうおとなになった娘の住まいを訪ねたのは、ちょうど秋立つ日。  

夕ご飯のあとに、線香花火遊びをする。 

高層階ベランダの眼下は、まだ夏温度の眩しい夜景。

P8070166

福岡県みやま市の、筒井時正玩具花火製造所 http://www.tsutsuitokimasa.jp/tokimasa.html で

作られる線香花火。

友より、遠来の一束。

宮崎産の松煙を、八女の手すき和紙で包んで作られる国産線香花火だ。

↑丁寧につくられたその華奢な姿を、小さなポシャギに載せて撮影。

点火したあと火の玉が落ちないように、首の部分を注意深く、撚る職人さんの手。(HPより)

Photo

小さなひとたちのようにたくさんは要らないので

この一束を、開いて、

光の花を、ひとつずつ咲かせてゆけば、

もう十分満たされるゆるやかなオトナ時間。

点火した姿は、「蕾」 そして、P8080183_2「牡丹」 から 元気な「松葉」へと、

光りの表情が変化してゆく。

そして、最後は、細い菊の花びらを散らすようにして

儚い残像が消えいる静寂のとき、

見ている誰もがふうっと一緒にそこで息を吐くだろう。

花火と、呼吸を合わせる。

手で丁寧に作られたものを、大事に咲かせて見届けること、

この時間にこめられた密度は、

往く夏を見送るにふさわしいものだった。

« 自分の感受性くらい。 | トップページ | 福島菊次郎・・・「ニッポンの嘘」 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1544525/46645519

この記事へのトラックバック一覧です: 和線香花火。:

« 自分の感受性くらい。 | トップページ | 福島菊次郎・・・「ニッポンの嘘」 »