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2012年8月 5日 (日)

自分の感受性くらい。

炎天が続くうえに、日夜英国から送られる筋肉体躯満載TV画面と、時事錯綜感に、当てられて

いささか、丹田に力が入りにくい(?)日々。

そのような夏の午後、

冷えた西瓜の二切れを、差し出すかわりに

茨木のり子 (1926-2006) の詩をお盆に載せて・・・・。 

どうぞ、きりりと清涼な?味わいを、ぐぉんと飲みこんでくださいな。

ただし、西瓜ほどは飲みこみやすくありません。

pencil 自分の感受性くらい  詩集「自分の感受性くらい」「おちこぼれ」より

「・・・(略)

駄目なことの一切を

時代のせいにはするな

わずかに光る尊厳の放棄

P8050158

自分の感受性くらい

自分で守れ

ばかものよ」

pencil もっと強く   詩集 「対話」より

「もっと強く願っていいのだ

わたしたちは明石の鯛がたべたいと

もっと強く願っていいのだ

わたしたちには幾種類ものジャムが

いつも食卓にあるようにと

もっと強く願っていいのだ

わたしたちは朝日の射すあかるい台所がほしいと

すりきれた靴はあっさりとすて

キュッと鳴る新しい靴の感触を

もっとしばしば味わいたいと

秋 旅に出たひとがあれば

ウィンクで送ってやればいいのだ

なぜだろう

萎縮することが生活なのだと

おもいこんでしまった村と町

家々のひさしは上目づかいのまぶた

おーい 小さな時計屋さん

猫背をのばし あなたは叫んでいいのだ

今年もついに土用の鰻と会わなかったと

おーい 小さな釣具道屋さん

あなたは叫んでいいのだ

俺はまだ伊勢の海も見ていないと

女がほしければ奪うのもいいのだ

男がほしければ奪うのもいいのだ

ああ わたしたちが

もっともっと貪婪にならないかぎり

なにごとも始まりはしないのだ」

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コメント

これまた心に響く詩ですね☆
最近「詩」というものが身近になく
そういうものに飢えていた自分の心に
ストンとはまる言葉の連なりでした

今晩のオリンピックの女子マラソン、
起きている時間の生中継なので勇んで見ました。
実はマラソン中継大好きなんです。
競技そのものよりも風景を見るのが。
ロンドンの街並みを上からも見れて
お化粧された競技場や観光名所だけでなく
工事現場や日常の断片たち…
ロンドンに行ったような気分になれました。

「びわこ毎日マラソン」も一生懸命見ましたよ!

いいですよねえ、茨木のり子さん☆


「仕事終わりに一杯の黒ビール…」なんかこんな詩ありましたよね?
長浜浪漫ビールの金曜日のにぎわいに参加するたびに、僕はこの詩が浮かびます。
あの店の、ちょっとドイツの酒場(勝手な想像(笑))チックな造りが好きなんですよねえ。

旅びと スマイラックス様

読んでくださって有難う!!
こんな時代にこそ、
自分が大事だと思うものをまっすぐに守らなくてはならないこと、を
茨木のり子の詩を通して感じる日々です。
スマイラックスさんに、今朝、もう一篇の詩をおくります。

「汲む 」 ―Y・Yに―

大人になるというのは
すれっからしになることだと
思い込んでいた少女の頃
立居振舞の美しい
発音の正確な
素敵な女のひとと会いました
そのひとは私の背のびを見すかしたように
なにげない話に言いました

初々しさが大切なの
人に対しても世の中に対しても
人を人とも思わなくなったとき
堕落が始るのね 墜ちてゆくのを
隠そうとしても 隠せなかった人を何人も見ました

私はどきんとし
そして深く悟りました

大人になってもどぎまぎしたっていいんだな
ぎこちない挨拶 醜く赤くなる
失語症 なめらかでないしぐさ
子供の悪態にさえ傷ついてしまう
頼りない生牡蠣のような感受性
それらを鍛える必要は少しもなかったのだな
年老いても咲きたての薔薇  柔らかく
外にむかってひらかれるのこそ難しい
あらゆる仕事
すべてのいい仕事の核には
震える弱いアンテナが隠されている きっと……
わたくしもかつてのあの人と同じくらいの年になりました
たちかえり
今もときどきその意味を
ひっそり汲むことがあるのです 」

ビール好きなマスター様

「どこかに美しい村はないか
一日の仕事の終りには一杯の黒麦酒
鍬を立てかけ 籠を置き
男も女も大きなジョッキをかたむける

(中略)

どこかに美しい人と人との力はないか
同じ時代をともに生きる
したしさとおかしさとそうして怒りが
鋭い力となって たちあらわれる」 

茨木さんのどの詩にも
失いがちな健全さ、勁さが立ちあがっていて
軟弱な自分には勇気補完常備薬のようでもあります。
夏は、美味しい麦酒を!
「男も女も大きなジョッキをかたむける」・・・
こんな、逞しい風景の似合う美しい村を作らなくては、、、。

イェ〜〜〜〜イ、元気してる〜〜?
暑いよねぇ〜〜!?
熱中症にならぬよう、水分はしっかり摂ろうね!
夏バテしないで、がんばってね〜〜!

俺、6月から「一日一食」ってぇのを実践していて、
2ヶ月で8キロも痩せちゃったヨ。
見た目、チョイ悪オヤジ風になったヨ。
でも、バテてないゼェ〜、チョイワルドだろ〜〜?

チョイワイルド?変身酢亭さ、ま、、、

ま、まさかの減量作戦!
いったい何が起こったのです?
細身ジーンズを穿きたかったの?← 所詮シルエット的に×だからねっ!
60代の意識改革にまんまと驚かされてます。

冬場のサンタクロース業に差支えないの?

私は2連休に長女の新居に出かけ、はるか梅田夜景など眺め
アーバンライフ?を楽しんで、元気。
朝晩、ちょっぴり小さな秋が降りてきてるのが、救いです。


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