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2012年9月 3日 (月)

静寂。

この町の小さな家に住んで約1年8か月。

昼間の賑わいが霧散する夕暮れ、通りがすっぽりと静けさに包まれて、限りなく優しいひとときが訪れる。

夜に、南北の窓から、リリリリと虫たちの音色が流れこんでくると、その無音が際立ってくる。

2012年コペンハーゲン&ミュンヘンで開かれた「ハンマースホイとヨーロッパ」展の、

カタログ本(英)が届いたので、ご紹介しよう。

P9030671 P9030682

モノトーン作品が集められた本の見返しには、

マットな深い葡萄色が使われていて、これはとてもいい。

ヴィルヘルム・ハンマースホイ(Vilhelm Hammershø 1864.~1916)は、

2008年に国立西洋美術館での大きな回顧展により、

初めてアジアに紹介された。 

15歳で王立アカデミー入学、22歳でデヴュー。

産業が急成長した時代に、ただ自宅で室内の静寂を描き続けたデンマークの画家。

P9030672 

最近、彼の絵の世界にすうっと引き寄せられるのは、自身の暮しに静寂を受け取っているからかもしれない。

P9030678  彼が描き出す女性は常に後姿で、

 光と影の沈んだグレイトーンの画面に、

 人間としてでなく

 室内の「モノ」であるかのように、

  境界を揺れている。

 なにも聞こえない?

 なにも動かない・・?

 内面的な異次元が私を誘う。

止まった時間がたゆたうだけの、ただ、ただ、ひっそりとした室内。

彼の絵の、静寂から、なにか秘やかな音が聴こえてこないだろうか。。。

door

時々、ペエジをめくるこの本のタイトルも「静寂」 。→P9030687

(ロバート・サーデッロ 涼風書林)

序章にこんなことばがあった。

「静寂はいつでも、どんな状況下においても

わたしたちに寄り添ってくれるものです。」

「日本が長い間、地上での静寂の住処であり続けたのは

偶然ではありません。」

あなたのところへ、静寂の感触、やってきていますか?

 

 

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コメント

先日は楽しい時間を有難うございました。「静寂」、、今のような、ちょっと騒がし過ぎる時代には、とても大事なことに思います。 何とも言えない感覚の素敵な画集でした。あれから、はじめて長浜に来られた時の舎那院の芙蓉を眺めながらの静寂の時間、、「閑静なお庭ですね、、」とだれもが言葉にして出しそうな「ながはまのお庭」など、静寂について拝読させていただきました。 御活躍、心よりお祈りいたしております。

職人K&Mさま

体調を案じながらの長浜訪問、有難うございました。
お顔を拝見できて、すっかり安心しました。

ずっと、大好きな丸眼鏡をかけて、
ただ、静かに穏やかに暮らしたいと思っています。


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