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2013年2月21日 (木)

茶菓花器事。ちゃかきごと。

P2200588


雪が静々とまっすぐに降りてくる静かな午前、

紅梅のつぼみが香る白湯と、「梅が小声でお喋りをする吹き出し」の形の寒天菓子に迎えられ、

うふふ、とほころぶ。

陰影ある静かな家で、「ちゃかきごと -冬湯(とうとう)-」 がはじまった。

「お茶と和菓子と草花とうつわの組み合わせで、ひとときを見つめる試み」は

季節を遊ぶ即興の自由なライブ茶会。

市川 孝さんの土のうつわが活き活きとモノとして働くのは、

「用の美」そのものだ。 凛として、主役をつとめるうつわ達。

P2200631 しなやかな

 指の動きをみせる,

  好日居(中国茶のお店)店主の 横山晴美さんが

 淹れてくださる

 中国茶の香りを聞き、深く吸いこむ。

 ふきのとうの小片が

 春を実感させる茶粥は、P2200594

 茶葉も一緒にいただく。

P2200586 花は「みたて」の

 西山隼人さんと美華さん。 

 それぞれの室内を、

 どこまでも清々しく

 早い春の気配でみたしてくれた。

( ←白磁瓶 黒田泰蔵 ) 

 他室には奥伊吹から運んだ雪も、つらら氷 も、しつらいとして

 梅枝を引き立ててあり

 客の気分はどんどん無邪気になってゆく。。

 

「日菓」の杉山早陽子さんの、 

お饅頭が、ほかほかと蒸されて運ばれる。

 蓋をとると白い湯気がたちのぼり、おっとりと白鳩型の薯蕷が甘い。

P2200611

障子の向こうには、

明るい白雪が音なく降りつづけ、まるで時の流れが中空に浮かんだままのようだ。

五感にきゅんと触れた「茶菓花器事」の不思議な風景は

そこにいる誰もが、ゆるりと同じ位相に導かれ、夢のように記憶された。

身体の臓器の間に存在する隙間があるとして、そのあたりを、

香しいナニカが横切ったように思えるのだ。

ひらりと、光なのか風なのか香りなのか、、、カタチでないナニカが。

sweat02

book 「清夏-茶菓花器事」(市川 孝) 

 2012年7月に催された「ちゃかきごと」をまとめた美しい写真満載の本。(800円)

 さざなみ古書店、季の雲 http://www.tokinokumo.com/ で販売中です。

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コメント

俗世間を徘徊中の俺様にはトンデモネェ話だぜ!

トンデモ酢亭さま

日々、俗世間の荒波に揉まれている店主が
覗き見てしまった白日夢でございました。

茶会と言うものはそもそも儚い幻であり。。。夢か現かも憶えませぬ。

わー、静かにすごいですね
私も俗世間を徘徊しまくってますが
Web上の凛とした一文に手を止め足を止め
しばしその空間に招きいてれいただいたような
気持ちになりました

スマイラックスさま

伊吹山の姿も、降りしきる雪で全く見えません。
雪の長浜での、静謐な茶事にお招きしたかった!
(薯蕷饅頭の向こうに見えるのは、枯れ松葉と雪です)

「季節」のかけらを追う、何の役にも立たない無邪気な行為が、
冬の、昏く重い湿った心の空洞に、ナニカを横切らせたのは確かです。。。。
昨夏の「清夏」の様子です。私も画像だけ、覗いてみました。http://hanaya-mitate.com/hana/20120728.htm
http://ilya-slow.jugem.jp/?eid=1634

うつくしい湯気と、向かい合う時間が貴かった。
日々の暮らしもそうありたいと、思ったことでした。

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