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2013年4月

2013年4月29日 (月)

春もみじ。

Photo_2 

・・・・・秋の風景ではない、本日撮影の画像だ。

春、曳山祭りのはじまる時期から

こんなに真っ赤に美しくいろづくもみじの木がある。

我が住処横の蔵の前。

この「春もみじ」は、春に新芽が紅葉する種類だそうだ。

ようやっと湖北の寒さがあける季節に

蔵の白壁を背景に、ニ本の春もみじと、秋もみじの若緑の葉が、

空に向かってキラキラとそよぐのを、座敷に座って愛でるのは

さぞ気分も晴れて、楽しかったことだろう。

絶妙な配分の、鮮紅と若緑のコントラストが、心地いい刺激をくれる。

ほんの狭い地面であるのに、空間芸術的な作庭の技によってワクワクする空間に仕立てられて、

大昔にここを造園した庭師さんのセンスの良さに、しみじみ感じ入る。

長浜探訪中のお客様をご案内すると、「わぁ!きれい」と

みなさん、しばし見とれてくださる。

P4290516

昨秋に発行された「ながはまのお庭2号(300円)も、好評販売中だが、

( 1号は完売し、増刷計画中 )

既に、3号の編集会議も進行中、まだまだこれから紹介予定のお庭も多い。

2号で取材担当し、何度もお邪魔させてもらった日野屋さん(御坊表参道)が

「建仁寺垣の高塀の下の、ツツジがやっと咲いたから、どうぞ!」と

この春初めて咲いた「初物」の数枝を切って、持ってきてくださった。

P4290490

ありがとう!日野屋さん!!

「ながはまのお庭」からの可愛い使者到来で、

やさしい春色の庭ツツジに、店内は珍しくはなやか。

sun

2013年4月26日 (金)

バーナーワーク。

小さなものだけれど、

きらきらと美しいボールペンを買った。

京都で。

店で毎日使う必需品なのだし、とか

使うたびに和むのだから、とか、

芯を替えて、ずっと大事に使うのだから、計算上、決して高い買い物ではない、とか

しばらく、いろんなエクスキューズを胸の中でタラタラ唱えたあとで、やっぱり買った。

ガラスに引き寄せられるのは仕方ない。

ドイツのSCHOTT社のデュラン管に

バーナーワークでうつくしい螺旋がつけてある、透明なうつくしい軸の、ボールペン。

インク芯は三菱の黒。

P4260443

やや太めの長い軸の握り心地もよい。

最初に、

福岡にいる恩師に葉書を書くことにする。

・・・今日からshineずっとペン立てのなかに、すくっと、きら~~り。shine

2013年4月19日 (金)

佐藤泰志作品集。

稲塚秀孝さんという監督が

movie  「書くことの重さ〜」という映画を製作したという記事を、18日の新聞で見た。

サイトも見つけた。http://kaitanshi.dreamlog.jp/ 

作家 佐藤泰志(1949~1990 函館生まれ)を描いたもので、

命を削って、確かな作品を書こうと苦悩した表現者への畏敬をこめた映画であるという。

関西方面で上映されるのはいつ頃だろう。

(佐藤泰志原作の「海炭市叙景」という映画をごらんになった方もあるかも)

佐藤泰志は、芥川賞に5度、三島由紀夫賞に1度ノミネートされたが

一度も受賞しないまま、41歳で自死をする。

book 「佐藤泰志作品集」 (2007 クレイン)

P4190387

しめつけられるような孤独、強くて残酷な震えるような青春、人と人の繊細なつながりを描きながら

彼の小説のすべてのペェジには、なんともいえない清らかなものが流れている。

カメラワークのうまい静かなモノクロの邦画を見ているのに似て、

人物や町の情景や空気の、やや湿りけのある場面にひきこまれる。

ごくごく普通の暮しを生きる人物たちの、

小さな町のどこにでもあるようなさりげない営みが、独特の流れで丁寧に繊細に描かれる。

佐藤泰志の言葉がつむぎ出す音に耳を傾けよう! 

めったに聴けない特上ブルース!なのだから!

作家存命中の不遇はなんとも切ないけれど、

現在は、多くの読者に、尊敬され、才能を高く評価されているのだから、、と胸をなでおろす。

ひたすら机に向かうだけの24歳の佐藤泰志の後ろ姿を、

ある夜に、クレヨンでスケッチをした女性(のちに妻)が

「なぜかいつも背中ばかりなのです」 と書き添え、そしてそれを見た彼が

その絵と言葉を忘れられなかったというエピソードは

彼の小説のように、とても哀しい。 

彼は、

「僕は望んだことをやっているにすぎない。

脇目もふらず丹念にタイルを張る職人の背とどこが違うというのだろうか。」 と書いている。

・・・・遺された作品を、

丹念に味わいたい。

eyeglass

4月26日は、彼の64歳の誕生日。

sweat02

2013年4月12日 (金)

花冷え、そして曳山祭り。

桜をまだ楽しむことができるほど、

関西圏でも気温の低い湖北長浜。

舎那院の庭の池は、雨で落ちた花びらをうけとめて、静まっている。

P4100155

もどり寒波におおわれ、雨がちな冷えこむ町。

でも、春を宣言するように、シャギリ(お囃子)があちこちから流れてくる町。

長浜曳山まつり(13~16日)の無事や成功などを祈る「裸参り」が、

今夜までの四夜、長浜八幡宮で行なわれた。

暗い境内に提灯行列が近づいて来ると、傘をさした厚着の見物人も身を縮めながら、

威勢のいい褌姿の若衆を見守る。

「ヨイサァー、ヨイサァー」とかけ声を響かせ、

「清々(せいせい)井戸」で激しく水をかけ合い、身を清めて本殿へ向かう。

http://www.youtube.com/watch?v=b8GZWsO0qv4

ヤワな体躯の若者も、案外タフなのか、寒さをものとせず、祭りを全身で楽しんでいる様子。

http://www.facebook.com/media/set/?set=a.480870768644882.1073741858.367751706623456&type=1

出番山は「萬歳樓(ばんざいろう)」「翁山(おきなざん)」「孔雀山(くじゃくざん)」「常磐山(ときわざん)」の4基。

13日の朝7時 「御幣迎え」 午後の 「籤取り式」 。

そして、いよいよ、曳山の舞台で華麗な子ども歌舞伎の熱演だ。

14日夜の「夕渡り」では、警固役の中老、若衆の馬乗提灯に守られて、

子ども役者が舞台姿で自町まで行列。

16日までの数日間、重厚な衣装と化粧で演じつづける、(一般から)選ばれた幼少年たちにとっても

どんなにか重いお勤めだろうかと頭が下がる。

だが、この厳しい継承のシステムが、

男たちの誇りを確実に育くんで、町の伝統を守る力となるのだ。

そんな町のど真ん中に住みついた店主は、古い文化のごちそうに触れて、

思いもよらない贅沢体験をかさねることが出来て、まことに運がいい。

flair

2013年4月 6日 (土)

代官山のシャガの花。

嵐のような風雨がやってくるらしい。

雨交じりの風も強まるなかで、当番山の交代式が行われ、

いよいよ、曳山祭りhttp://www.youtube.com/watch?v=5Ou8XJy-fdM http://potiko.fc2web.com/comment/kinki/nagahama/nagahama_3.html(9~17日)の幕開け。

店主は春旅から戻り、静かなお気に入りの時間を過ごしている。

TOKYO・・・、周到に装われたモノたちが準備され、人々は街パワーに負けないように歩き、

あたりまえの日常を暮らす人々も棲む、スタイリッシュな都会では

いつもより少し速度を上げて、たくさんの刺激を受け取るのに、感度レベルも高めておく。

代官山で蔦屋書店にむかってヒルサイドを歩いて、雨に濡れたシャガの花に会った。

可憐な風情。

P4020039

雨が潤した風景を眺めるのは、都会疲れからの回復に有効だ。

P4020025_2

書店内豊饒空間を堪能し、満員のカフェには座れないまま、クラプトンの新作「OLD SOCK」を買い

駅へとぶらぶら歩きする。

娘が以前に学んだ製菓学校を通りすがったので、ここで売る洋菓子はきっと美味しいに違いないと、

いくつか購入。正統的なよいお味で、選択は正しかった。P4060130

モノやアートとの濃い出会いが、お土産となったいい旅だった。

book

旅に出る直前に、ちょうど出版社から 最新の「婦人画報 5月号」 が到着。

特集:極上の東京ガイド 情報が満載で、何ともタイムり-だこと!!

中ほどの、「古民家ステイの旅へ」という特集の、

長浜の「季の雲スティ」記事のはじっこに

近辺の店として、さざなみ古書店が小さく紹介されている。(P151)

セレブのための美しい雑誌に 小さな古書店というのは P4060129_2 そぐわないようで気おくれもしたが

 せっかくのお申し出なので、掲載の流れに。

 送られてきた初稿に書かれた「異色のオーナー」という

 摩訶不思議な、笑える形容は

 さすがに変更していただいたが、

 ともあれ、「季の雲」の記事をごらんくださって

 長浜へ旅に~~と思い立たれる方が増えることを期待しよう。

※この春旅で、写真美術館のジャコメッリの作品群には、期待以上に、しっかり射抜かれ、目的は完遂だ。

 camera  eyeglass

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