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2013年5月

2013年5月31日 (金)

「百年名家」。

「また、なんで長浜へ?」

百回以上は聞かれたこの質問、

至近距離に座った満面笑顔の八嶋智人さんから明るく問いかけられてしまった。

牧瀬里穂さんが傍らで興味津々という表情をされる。

地元の方々の「何もないこんな所へ。。。?」という意味合いの問いではないわけで

長浜を知らない視聴者の方へうまく伝わる言葉はないかしら、、と思案している時間などなく!(笑)

慌てて、「この町を大好きになりました。(シドロモドロ~~)」などと、

単純過ぎる答えを言ってしまったと思う。

20日の夜更け、しみじみと

シングルモルトのグラスを傾けながら

この町が私を引き寄せるものについて、あらためて思いめぐらしたことだった。

P5200689a_3

BS朝日 movie 「百年名家」の撮影。

冊子「ながはまのお庭」をきっかけに、長浜の家々が紹介されることになり、

1時間の番組で、歩いて案内人をつとめるのが

お庭プロジェクトメンバーのリーダー、キュートな中嶋節子教授(京都大学大学院)。

いくつかの古いステキな町家が紹介されたあと、

魯山人が滞在した「安藤家」(2号の表紙)のお座敷での、

長浜の魅力を語り合う場面に、

数人のメンバーが招集され

「長浜のためなら!」と、赤っ恥かくのも覚悟で、身を縮めながら(汗!!!!)参加した。

tv

放映は、6月2日日曜日 お昼12:00~BS朝日。(再放送8/25)

http://www.bs-asahi.co.jp/100nen/index.html

才あるプロデューサーI氏の細やかなお仕事ぶりには、

町や人々へのあたたかい視線がこもっていた。

・・・赤っ恥がとうとう現実になるけれど、長浜のためならぐっと 耐え忍ぶしかない。

P1250446

「ながはまのお庭2号」(P40)は300円で販売中。(お送りもできますよ)

またまた長浜の町の魅力を再発見すべく

次号に向け、

メンバーは取材行動開始中! お楽しみに。

2013年5月23日 (木)

江北図書館・・106年。

長浜市 JR木之本駅の東に,

ひっそりと建つ昭和初期の洋風建築、江北(こほく)図書館

P5080604_4

明治35年に、余呉町生まれの杉野文彌氏の志によって開設された 私設図書館「杉野文庫」が、

同40年から(財)私立「江北(こほく)図書館」として運営され、

今も地域の人々に利用され続けているという。  106年の歴史!!!

落ち着いた佇まいは、旧き良き昭和の香りを残して

近代設備の整った公共図書館とは全く雰囲気を異にしている。

~~入口に入ったら、まず、玄関の靴箱に靴を入れましょう~~~。

P5080609

内部も、何もかもが古めかしい~~~。

一階の明るい開架室では、閲覧貸出が行われている。

閉架部にも多くの古い貴重な蔵書が保管され、

許可をもらい、廊下の先の階段を二階にあがってみると

広間にも、たくさんの未分類蔵書が積んであり、壮観である。

P5080611

地域の文化を下支えする貴重な存在であっても、私設であるがゆえに、P5230771_2

その運営は並大抵のご苦労ではないはずだ。

この図書館からお借りした

 book 「婦人の日常生活法」(明治40年実業の日本社)は

女子の暮らしのノウハウを事細かに語っている。

心身にわたって、近代化志向の生活習慣を指南する内容は

まず目次に目を走らせた時点で、抱腹絶倒!!!!

P5230767_4  「婦人の美は如何に保つべきか」

 「心は如何に洗うべきか」

 「入浴は如何なる順序にすべきか」

 ・・・・一体 どんな内容が説かれているのか、

 読者の想像は、ほとんど、みごとに外される。

 それほど時代は変化してしまったというわけだ。

 当時ならではの事象と、著者の慇懃な語り口に、

  しばし絶句させられ、

 百年の時の流れを強烈に思い知らされることになる。

 ただ、哲学的な教えなどは現代人の心にも届く。

 81ページの「心の食物は何が宜きか」

  その回答はこちら↓ (一部抜粋)

 「人の身體も毎日新しい食物を以て養はれるとすれば、

 人の心も やはり毎日新しい食物を摂取して

 其の滋養分を吸収しなければなりますまい。(中略)

 他でもありません、即ち読書のことです。

 如何に忙しい人でも、三度の食物を喫しない人はありませんから 

 心の食物たる読書の為めに 三十分や一時間を費やすことが 出来ぬことはありますまい。」

「読書 は 心を肥やす」 って言い切っているのが、実におおらかで善いなぁ!

共鳴した古本屋の店主は、100年前の箴言として、このメッセージを

どうしても(笑)お伝えしたかったのであり~~~。

「本には滋養がたっぷり含まれてます。心にいい食べ物を、たぁんと召し上がれ~~~」

book  bread  book  riceball  book  banana  book wine

江北図書館へ通う楽しみを、見つけてしまった!

 

 

2013年5月14日 (火)

詩集 陸繋砂州(トンボロ)。

「扇状に広がる陸地と海が美しいカーブを描くこのまちの 何処からも函館山が見えますが、

海沿いに少し離れると、 Hakodateyamas

山は海の向こうに孤島のように浮かんでいます。

わたしのまちは 細い砂の道なのです。」 

(あとがきより)

佐藤泰志作品を読んで

・・・北の港町の坂道をいつか歩きたい!~~!

と気持ちをふくらませていたら、

記事を読んでくださった函館の詩人 番場早苗さんからのメッセージが舞いおりてきた。

一気に私の「いつか必ず行く町 リスト」上位確定・・・。

距離を超えたつぶやき糸が繋がって、

第二詩集 陸繋砂州(トンボロ) (2010 響文社)が届けられた。 ネットに感謝。

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同年の、「生きている女」びとの、瑞々しい語感が、私の一隅で再生をはじめる。

産み、歩き、見つめ、傷み、笑い、震え、坂をのぼり、坂をくだり、からりと草摘む詩人。

book・・・・・一篇を紹介する。  口の中がじゅわっとして、胸の中がさわさわする大好きな詩。

林檎期

林檎を囓ったときの

さくさくさく という音は

雪を逝く少女の歩行

さく ほら さくさく きこえる

ひとふゆの雪を啜りあげ林檎が咲く (さく

しろいいろは木に咲く雪花 (さく せっか

烈しさと切なさの日をひとひら (ひとひら

しんしんとしずむ悲にひそめ (ひにひそめ

さんさんとさかる陽をさやかにする (する

雪の清浄な土地にしか育たない寒系の木 (かんけいのき

林檎ノ果皮ハ少女ノ炎エル頬 (掌ではかる

林檎ノ果肉ハ少女ノ胸ノ雪果 (歯にしみる

林檎ノ果汁ハ少女腺ノ分泌液 (舌がぬれる

ナノダカラ

ケッシテ手スサビニタベタリシナイヨウ

口をつけて捨て置けば

錆いろに汚れていく

林檎とは傷みやすい時間のこと

地球ひとつと引きあう林檎いっこ

あなどれば

あだむ

あなたの声を低くする瘤を 打ち壊シタクナル

永遠の上下動を 打ち壊シタクナル

罪の徴を 打ち壊シタクナル

pencil

函館の詩人早苗さんと、佐藤泰志の墓参に行ける日がやってくるといいな。。。

2013年5月 7日 (火)

かおなし。

これはなんだぁぁ????。。。。

古道具展示の床に立っているその姿に、

「あ、千と千尋の神隠し の、、「かおなし」!!。。。」 と思って近づいてよおくみたら、

しらっと穏やかな顔が彫ってあった!! 

その眼が「よろしく。lovely」って言った気がしたのだ。

その声に、「わかったよ!連れて帰ります。」 と即答、

これが、ふたり(?)の関係がうまれた瞬間。

古道具屋の店主の笑いが聞こえる。

・・・「えぇ~~ハハハ、?ホントにこれ欲しいんですかぁ?」 ・・それはないデショ??

この寡黙な木のヒトは、どこにいても、静かな佇まいですうっと立っているので

ふと目を合わせたときに、「どう?気分は?」とか、細い声でささやきかけたくなる。

受容的な、柔らかな肌あいに、触る、触る。

「あなた、サ、やっぱり、、「かおなし」の世界からやって来たの? だとしても、もう大丈夫だからね。

第一、顔だってあるし、自分の地面も持ってるし、私には必要な存在だし、

名前もそのうち見つかる。  ま、仲良くやろ~よね。」

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もとは、東南アジアの「浮き」かも知れない、らしい。

民俗学に明るく、この姿の出自をご存じの方、ぜひご教示を。

「かおなし」がジブリファン以外でも、多くの人から一目置かれていることは

こんな↓、「かおなしのゴーシュ。」が存在することでも分かる。

http://www.youtube.com/watch?v=Z5j6z7xNEuo

shadow notes

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