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2013年5月14日 (火)

詩集 陸繋砂州(トンボロ)。

「扇状に広がる陸地と海が美しいカーブを描くこのまちの 何処からも函館山が見えますが、

海沿いに少し離れると、 Hakodateyamas

山は海の向こうに孤島のように浮かんでいます。

わたしのまちは 細い砂の道なのです。」 

(あとがきより)

佐藤泰志作品を読んで

・・・北の港町の坂道をいつか歩きたい!~~!

と気持ちをふくらませていたら、

記事を読んでくださった函館の詩人 番場早苗さんからのメッセージが舞いおりてきた。

一気に私の「いつか必ず行く町 リスト」上位確定・・・。

距離を超えたつぶやき糸が繋がって、

第二詩集 陸繋砂州(トンボロ) (2010 響文社)が届けられた。 ネットに感謝。

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同年の、「生きている女」びとの、瑞々しい語感が、私の一隅で再生をはじめる。

産み、歩き、見つめ、傷み、笑い、震え、坂をのぼり、坂をくだり、からりと草摘む詩人。

book・・・・・一篇を紹介する。  口の中がじゅわっとして、胸の中がさわさわする大好きな詩。

林檎期

林檎を囓ったときの

さくさくさく という音は

雪を逝く少女の歩行

さく ほら さくさく きこえる

ひとふゆの雪を啜りあげ林檎が咲く (さく

しろいいろは木に咲く雪花 (さく せっか

烈しさと切なさの日をひとひら (ひとひら

しんしんとしずむ悲にひそめ (ひにひそめ

さんさんとさかる陽をさやかにする (する

雪の清浄な土地にしか育たない寒系の木 (かんけいのき

林檎ノ果皮ハ少女ノ炎エル頬 (掌ではかる

林檎ノ果肉ハ少女ノ胸ノ雪果 (歯にしみる

林檎ノ果汁ハ少女腺ノ分泌液 (舌がぬれる

ナノダカラ

ケッシテ手スサビニタベタリシナイヨウ

口をつけて捨て置けば

錆いろに汚れていく

林檎とは傷みやすい時間のこと

地球ひとつと引きあう林檎いっこ

あなどれば

あだむ

あなたの声を低くする瘤を 打ち壊シタクナル

永遠の上下動を 打ち壊シタクナル

罪の徴を 打ち壊シタクナル

pencil

函館の詩人早苗さんと、佐藤泰志の墓参に行ける日がやってくるといいな。。。

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コメント

先週 北の大地に行ってきました
立寄った町は増毛 留萌 旭川 室蘭 苫小牧
沿線には雪がたんとたんと残ってました

どの季節に訪れてもやさしく迎えてくれます
やはり祖母 母が生まれ育ったところだからかな

明日 孫が満1歳を迎えます かわいいもんですね
提灯山笠観覧ツアーの準備に忙しい日々を送ってます

東方のBillyさま

・・・心やすらぐ北海道、そして
北九州、戸畑のためにも頑張ってるのですね。

私もいつか、函館を歩いてみたいと思っています。

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