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2013年5月23日 (木)

江北図書館・・106年。

長浜市 JR木之本駅の東に,

ひっそりと建つ昭和初期の洋風建築、江北(こほく)図書館

P5080604_4

明治35年に、余呉町生まれの杉野文彌氏の志によって開設された 私設図書館「杉野文庫」が、

同40年から(財)私立「江北(こほく)図書館」として運営され、

今も地域の人々に利用され続けているという。  106年の歴史!!!

落ち着いた佇まいは、旧き良き昭和の香りを残して

近代設備の整った公共図書館とは全く雰囲気を異にしている。

~~入口に入ったら、まず、玄関の靴箱に靴を入れましょう~~~。

P5080609

内部も、何もかもが古めかしい~~~。

一階の明るい開架室では、閲覧貸出が行われている。

閉架部にも多くの古い貴重な蔵書が保管され、

許可をもらい、廊下の先の階段を二階にあがってみると

広間にも、たくさんの未分類蔵書が積んであり、壮観である。

P5080611

地域の文化を下支えする貴重な存在であっても、私設であるがゆえに、P5230771_2

その運営は並大抵のご苦労ではないはずだ。

この図書館からお借りした

 book 「婦人の日常生活法」(明治40年実業の日本社)は

女子の暮らしのノウハウを事細かに語っている。

心身にわたって、近代化志向の生活習慣を指南する内容は

まず目次に目を走らせた時点で、抱腹絶倒!!!!

P5230767_4  「婦人の美は如何に保つべきか」

 「心は如何に洗うべきか」

 「入浴は如何なる順序にすべきか」

 ・・・・一体 どんな内容が説かれているのか、

 読者の想像は、ほとんど、みごとに外される。

 それほど時代は変化してしまったというわけだ。

 当時ならではの事象と、著者の慇懃な語り口に、

  しばし絶句させられ、

 百年の時の流れを強烈に思い知らされることになる。

 ただ、哲学的な教えなどは現代人の心にも届く。

 81ページの「心の食物は何が宜きか」

  その回答はこちら↓ (一部抜粋)

 「人の身體も毎日新しい食物を以て養はれるとすれば、

 人の心も やはり毎日新しい食物を摂取して

 其の滋養分を吸収しなければなりますまい。(中略)

 他でもありません、即ち読書のことです。

 如何に忙しい人でも、三度の食物を喫しない人はありませんから 

 心の食物たる読書の為めに 三十分や一時間を費やすことが 出来ぬことはありますまい。」

「読書 は 心を肥やす」 って言い切っているのが、実におおらかで善いなぁ!

共鳴した古本屋の店主は、100年前の箴言として、このメッセージを

どうしても(笑)お伝えしたかったのであり~~~。

「本には滋養がたっぷり含まれてます。心にいい食べ物を、たぁんと召し上がれ~~~」

book  bread  book  riceball  book  banana  book wine

江北図書館へ通う楽しみを、見つけてしまった!

 

 

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コメント

いいですね〜♪( ´θ`)ノやっぱり本はいい!
そして、見学に入館料取られてもおかしくない建物(笑)

マスターさま

超迅速なコメントに、驚きました!!
この図書館、もちろん、入館料なんて不要のうえに
貸出も無料、 図書館で私設というのは敬服する以外ないですよね。
支えるのは、文化的市民の役目だっせ!

木之本駅近くにこんな所があるなんて、全く知りませんでした。
紹介してくださって、ありがとうございます。

それはさておき、「心の食物たる読書」これは正に至言ですよね〜。
森信三(日本の教育界の父と呼ばれる人)や安岡正篤(東洋哲学の大家)も、
確か同じようなことを書いていたと思います。

昔の人には、立派な人がたくさんいたんですね。
もう亡くなられた方の爪の垢を煎じて飲むわけにいかないので、
本を読んで勉強するのみです。(^^)

えむ@三重県人さま

はじめまして。有難うございます。

本は心の食べ物・・・  栄養分というだけでなく、
あいた穴、さびた箇所や、傷口に効能があったり、も (笑) しますよね。

図書館は、町の食糧倉庫 ?!?そして、古本屋は、小さな食堂?!(珍説!)

さざなみ様、少しご無沙汰しましたがお元気そうですね。
フットワーク軽く近江ならではの文化財をご紹介いただき
心にしみいりました。
電子書籍では味わえない「紙」のもつ磁場みたいなものを感じます


そう、最近あらゆることは活字の中に示されていると改めて実感するんです。
自分の身の回りの不如意なこと、悲喜こもごもなことに
「あ~、どうしよう??」と立ち止まっていると
たまたま読んだ新聞の投書欄や高校生用の数学書などに
アドバイスめいたことが黙示されてたりします
まるでコラボ状態。私自身はアンチスピリチュアルな人間なんですが
マーフィーの法則でしたっけ?そんなような現象が最近よくあります。

スマイラックスさま

こんばんは。
いただいたローズゼラニウムの枝、花瓶でピンクの花を咲かせてます~。
葉っぱがいい香り~~~~。

ヒトは謎だらけで、分かってないコトばかりですよね。
法則だか、確率だか、統計だか、懸命に分析するんだけど、
実は、
滞りない道が出来てるときに、ナニカを受け取れるんだと思うんです。
スースー~~通りのよいココロ具合にしてると、
言葉の方からやってきてくれるような気がしますよね。

フムフム、そういうことですか、なるほど…
了解しました

ローズゼラニウムも元気そうで何より!
お世話していただいて湖北で根付くといいですね
ハーブなのでもともと強いはず、越冬は無理だと思いますが
(うちの方でさえ戸外では冬枯れします)
ある程度まで頑張れると思います。

ところで例の数学書
「東大の数学入試問題を楽しむ」という本です。
わが子が東大を目指しているわけでは全然ないのですがΣ( ̄ロ ̄lll)
超久しぶりに行った日本橋丸善でふと目にとまり
パラパラ読んでみたらけっこういけるんです。
問題は全く解けないのだけどエッセイ部分が面白いです。
理系の人の文章ってこういうんだぁというのもこの年になって発見!
よかったら立ち読みしてください(◎´∀`)ノ

スマイラックスさま

「東大の数学入試問題を楽しむ」
このタイトルを目にしただけで、昏倒しそうな店主です!

ただ、数学、物理などの学者の紡ぐ言葉にほれぼれすることも多いので、
この際、しっかり起き上がって、(笑) ちら見くらいは、いたしましょうか??

・・・改めて、スマイラックスさんの活動的な脳に思いを馳せました。

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