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2013年7月12日 (金)

長浜市庁舎の陶タイル。

歩いて10数分の長浜市役所。ごく普通の市庁舎に見える、、、が、実はそうでもない。

玄関には《「ドイツ アウグスブルグ」「イタリア ヴェローナ」

「鹿児島県 西之表島」と姉妹都市 である》という表示プレートが掲示され、

それもさして特別なことでもない。

P7120284

昭和27年(1952年)に建築されて61年、老朽化のため2年後には解体される予定なので、

内部再発見をするなら、今のうちである。

市役所の課長さんは「そんなことを言われたのは初めてです」、と笑っておられたが、

あえて言いたい。

建物内部で上を見上げた時に

視線がずうっと上って、

こんなものが見えるのは、とっても面白いことじゃないかしら。

P7110275

中央玄関を入るとすぐに、円形の吹き抜けが、中央に作られていて、

4階トップより自然光が採りこまれている。

P7110233


2階に上がると、ぐるりと円形の大理石の手すりを廻って、二本の廊下が左右へ別れて伸びてゆく。

手すりの側面には、意匠をほどこした外装用タイルが張りめぐらせてある。

P7110264

横に杉文様が一列と、左右の片方に縁をあげ、高低変化をつけたデザイン、

信楽焼のようだが、渋い色目に鉄釉が浮かんで、シックである。

階段側壁には、角度に合わせた菱形が用いられているので、

このタイルは特注で焼かれたものだということが判る。

 大正時代に、フランクロイドライトがデザPhoto_2インして作られた

 ←旧帝国ホテルの常滑焼煉瓦タイルを思い出してしまった。

 「長浜市史 第4巻 市民の台頭」を読むと、

 戦後の予算のない時期に

 当時の町の規模よりやや大きいと批判されながら

 鉄筋コンクリート3階建て(一部4階)の市庁舎が

建設された経緯は知ることができたのだが、

当時モダンだったはずのこの建築物のP7110255_3

建築資料が見当たらないのが、なんとも、残念。

どなたか、設計をした人、タイルの意匠について

ご存じの方、おられないかしら?

horse

「古い時代」というのは、江戸時代でなくて、桃山時代であり

「古い本」というのは、蔵の中の古文書、と認識するこの町の人々にとって、

私の大事にしてきたcafe 古いノリタケと

ほぼ同じころの昭和27年は、「少し前」だという空気のようだ。

写真を撮りながら、「レトロな雰囲気がいいですね」と言うと、

「えぇ?レトロですか?」・・・と、怪訝な顔をされてしまった。

「古さ」の目盛も

メモリ-も、

やはり、長浜は違っているのらしい。。。

eyeglass


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コメント

へー! 中に入ったことなかったです!
モダンですね〜♪( ´θ`)ノ
取り壊されるなんてもったいない (._.)
豊郷みたいに保存できないもんですかねえ。

マスター様

えぇ?市役所に行かないまま、大人になったの?(笑)
(20日までに期日内投票に行ったら、見られます!)
レトロな匂いを嗅ぎながら、
ゆっくり三階まであがって、市庁舎内散歩をおすすめします。

戸畑で生まれ育った私は、戸畑市役所の中央の塔が大好きでした・・・昔は上まで登れましたよ。
数十年ぶりに北九州市民になり、住民届けに行った戸畑区役所の暗くて狭くて事務効率の悪さに驚きました。
老築化した建物でお仕事をしていらっしゃる方にとっては、建て替えにホッとしていることでしょう。

日頃から歴史ある物に囲まれ、その中で当たり前の暮らしをしている(とっても凄い事なのに・・・)地元の方が羨ましく、勿体無い
今の長浜市役所が保存され新しい形で残り、素敵な空間になるといいですね(^^)

ひとバーちゃんさま

雨上がりの朝、水があまりに澄んでいたので
カワドから米川へざぶざぶ入って、川底の陶片(印判・染付)を拾いました。鴨さんもびっくり?! 膝下が冷え冷えでした~~~。(笑)

レトロ感満載の旧戸畑区役所は、図書館に再生されるようで、とても楽しみ!! ギシギシ鳴る廊下も階段も味わいがありました。

長浜市役所は、屋上にヘリポートも備わる近代建築へと建替えられますので、解体です。タイルだけでも頒布してほしいと、お願いに行こうかな。

暑中お見舞い申し上げます
それにしてもこの暑さ、温暖化のせいなのか
わが身の加齢のせいなのか、年々こたえます

長浜市、姉妹都市のラインアップもすごいですね☆
誰もが飛びつく観光地ではないけど
知る人ぞ知る渋い古都ぞろいだと思います

昔の建物の方が素材その他天然のものがふんだんに使われ
現代では再現できない要素が多々あると思います
大理石の手すりなんて素敵ですね
お嬢様気分になれそう

ライトの関連で思い出したのが東京・池袋の端っこの方にある
「自由学園 明日館」 ご存知ですか?
これも重厚で素敵ですよ
中央部分が食堂だったらしいのですが
ああ、こういうところで教育を施された子たちは幸せだろうなあ
と思いを馳せました。「建物(いれもの?)が人を創る」というのは
確かにあると思います。

スマイラックスさま

こんばんは。
(一日臨時店休でPCから離れていて遅くなりました)

遠くからのコメント有難うございます。
自由学園 明日館というライトの建築、調べたら
見学もできるみたいなので、ぜひ、中を歩いてみたいです!

その建物が醸し出す、空気や光や匂いや感触、音など、必ず
意識の底に記憶されると思います。
本当に人間にとって気持ちのいい「容れもの」の中で暮らしたいですね。。。

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