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2013年9月19日 (木)

酔芙蓉。

酔芙蓉ひと戻るとき震へけり 河野多希女

朝の酔芙蓉は、

華奢で清楚でほんとうに美しい。

はなびらの縁がふるえるようなフリル。

芙蓉の寺、舎那院の本堂にむかって左の大きな木。

ふくらんだ蕾は、ふうわりと真白く、ほどかれて、

明るい昼間は、清らかな白無垢姿で、秋風にゆれている。

夕刻になると、紅色が薄く差しこんで、白かった花びらを少しずつ染めこんでゆく。

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・・・いったい昏い間に何が起きているというのだろうか。

ほろ酔いというよりも、恥らいのようにみえる紅色。

翌朝には一輪全体が、すっかり紅色に姿を変えている。

今朝、開花した純白の花の隣に、昨日の紅花が逝くのを惜しむかのように寄り添っている。

これはなんとも女の花、胸がきゅんとする一日花のいのちの光景だ。

P9180135_2

愛染明王のおわす古刹が

芙蓉の寺と呼ばれ、

酔芙蓉が咲きほこるとは、、、どのような謂われがあるのだろう。

わずか一日をまたいでころりと落花した姿は、

きゅっと閉じられた濃紅色の巻貝のような、

それもまた慎み深い様子で、 まだ生命が在るようにもみえる。

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芙蓉の木の裏手へ廻ると →

川面に朝陽がきらきらと反射して

秋のはじまりの透明な風にのって

木々の香りが漂ってくる。

こんな朝が味わえる長浜の9月に

感謝。

今宵19日は仲秋の名月、、まんまるお月さまが、空に浮かんでいる。

今夜こそ、思う存分に月光浴を愉しんでいるはずの

酔芙蓉の花たちは、どんな妖艶なすがたでほろ酔っているのだろう。

pencil(再掲)舎那院のごあんない

 

平安時代初期 814年、空海が開山した寺。

 

  本尊の愛染明王坐像は

 

  観音堂の阿弥陀如来坐像とともに、

 

  国の重要文化財に指定されている

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