フォト
2016年3月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
無料ブログはココログ

« 2013年11月 | トップページ | 2014年1月 »

2013年12月

2013年12月29日 (日)

ゆく年。

今年もあと数日という年の瀬に、雪が降った。

そんな朝は、二階の窓を開けて、「あっ~~真っ白だ!」「さムっ~~!」と声が出てしまうけれど、

湖北の冬はやっぱり、雪が降らなくては始まらないのだ。

白い清浄の風景は

やはり、美しい。

Pc280134

屋根からずり落ちてきた雪は、

庇を伸ばしてきて、そのうち、轟音をたてて米川に落水する。

Pc290148


2013年。

・・・・2011年に起こった惨事で傷んだ人々の心を踏みにじり、

南で島を守ろうとする人々を裏切り、

不穏な風ばかりが吹き荒れた一年だった。

この国はいったいどうなって行くんだ?という不安と怒りに捕らわれて、

気持ちの置きどころのない日々が多かった。

逆行と暴走をくいとめるシステムも潰されようとしているから

新年を迎えるときに、いくらかピカピカ光る夢を持ちたいという願いさえ、

大きくふくらますことが難しい。

だが、せめて2014年を、自分で考えて、自分の心に照らして

まっすぐに暮らす一年にしよう。

いじけたり捻じれたり、してはいられない。

sun

eyeglass

今年一年、さざなみ古書店を心にかけていただき、ほんとうに有難うございました。

長浜のまちの小さな古本屋は来年もみなさまをお待ちしています。

どうぞ、佳いお年をお迎えください。

bell 《年明け営業日のお知らせ》

新年は、1月3日(金)まで休み、4日(土)から通常営業です。

( OPEN 11:00~17:00 水曜・木曜定休  ※時々不定休 )

2013年12月25日 (水)

冬の日。

こんな晴れ渡った冬の朝はひさしぶり!

琵琶湖の上にひろがる空は、なんと広く広く青く青いんだろう。

Pc250107

豊公園の松並木にも雪吊りがほどこされて、近づく降雪を待っている。

湖岸の砂浜に寄せる澄んだ波は、

今朝はひたひたと優しい。

Pc250080

渡り鳥の群れは、

湖面にゆらゆら浮かんで、午前のひとときをくつろいでいるのかな。

はるか対岸の山々が絵のように美しい。

Pc250095

湖岸から東に歩く帰り道、

商店街界隈の向こうに、雪をまとった伊吹山が見えてくる。

朝陽をあびた雄々しい姿がとてもよろしいなぁ。

Pc250122

こんな空の日々が続いてくれると、嬉しいけれど

そうもゆかない湖北の冬。

洗濯物の干せない湿った雨雪の続く昏い冬。

広い長浜市では山間部にもう数十センチの積雪もあって

慣れているはずの地元の人々が、

「あ~、いややなぁ、今年も寒い季節が来たなぁ。。」と口にする気持を

私は移住3年、やっと心の底から実感している。

真っ白な美しい雪、いつ来るのかな。

snow

sun

2013年12月16日 (月)

羊歯のにおい。

彫刻家 舟越桂の、1993年のリトグラフ作品 『羊歯のにおい』。

冬によく似合うのは、なぜだろう。

静もったひと。思惟のひとなのに軽やか。 音は遠くにあるようだ。

遠くを見放つ静謐な視線にも、ふたつの瞳にも、白い肌にも、ひたひたと湛えられた水を感じる。

しかも、きんと冷たい冬の水。

Pc160001_2

40年前に、広島で出会って、

ギャラリーに支払いを分割にしてもらい、やっと入手できて以来

一番大事にしているもの。(76×56)

A.P 7/10  という貴重な作品だ。

黒い粉(トナー)を筆につけ、アルミ版のうえに落として、線や諧調を描いていったというリトグラフ作品。

黒にも、白にも、余白にも、その奥に物語が宿っているような画面。

空から白い雪がちらちらと舞い始める湖北の冬がやってきて、

庭の羊歯の緑も、しっとりと氷雨に濡れている。

あと、幾つの冬を

この版画と一緒に過ごせるかしら。

私が人生を閉じる冬の日まで、ずっと澄んだ視線をくださいな。

snow

《お知らせ》

12月の休業日

※申し訳ありませんが、17・20日は臨時に休ませていただきます。

17(火)・18(水)・19(木)・20(金)

25(水)・26(木)

30(月)・31(火)

bell 1月は、4日(土)からの営業です。

2013年12月 9日 (月)

龍の地、ブータン。

九州くらいの面積。人口約71万人。

ヒマラヤ山脈の南面に位置し、

南は熱帯でインドに接し、1_2

北は雪山でチベットと接しているという

自然が多様な、国民幸福度の高い王国。

震災後すぐに、知的で凛としたステキな王様と

美しい王妃さまが来日して、龍の話をされた。

おおかたの日本人は

このくらいしかブータンを知らない。

さざなみ古書店にきてくださる方の中に、

福井市のブータンミュージアム

(設立者は長浜出身の方)

http://bhutan-npo.asia/index.php/ja/ で仕事をしている方 と

旅したブータンから帰りたくなかったと話された若者がいたので、

ブータンに興味津々の方々に声を掛けたところ、すぐに

思いがけなく8名で「ブータン飲み会」が開かれることとなった。

20~40代の7名のみなさんは真剣だった!

ゆるい飲み会の予想に反して、質疑応答も熱く、講師のふたりもしっかり語ってくれたおかげで

数時間で、全員、この国への距離が一気に縮まる。

生まれてはじめての「ブータン茶」も試飲。

バターの入った塩味の濃色の、香りのあまりない飲み物、がぶがぶ飲むのは難しそう。

それにしても貴重な体験だ。

店主がこれまでに読んだブータン関連本は、たったこの三冊。

Pc090314_18

book 「赤瀬川原平のブータン目撃」(淡交社 2000)・・・抱腹絶倒の赤瀬川のブータン写真紀行。

book 「ノスタルジア・ブータン」(宮脇檀 ㈱建築知識 1999)・・・建築家の丁寧な観察報告が実に愉しい。

book 「あるく きく みる」142号 (近畿ツーリスト 1978)・・・古い情報だけに貴重な資料。

赤瀬川原平は、実際に会ったブータンの人々のことをこう書いている。

「子どもに限らず、とにかくブータンの人は気だてがいい。 

 『気だて」なんて『凛』という文字と同じく、日本では久しく姿を消して見かけない言葉であった。」

現在のブータンは、さまざまな発展や変化を経て、

どのような国になっているのだろう。

この町の「ブータン会」(敢えて飲み会名称は外す)で概要だけでもしっかり学び

福井のブータンミュージアムでもっと深く学び、

不思議な龍の国のことを感じたい。

そのあと、

いつの日か、ブータンという国に足を踏み入れて

風のなかで人々に会うと、やっと「あ、これがブータン!」と思えるのだろう。

bus

« 2013年11月 | トップページ | 2014年1月 »