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2014年2月11日 (火)

三次人形、土の雛。

いったい何十年振りの再会になるのかしら。

店の棚にそっと飾った。

ずっと箱に仕舞いっぱなしの土人形は、それでもきっぱりと元気な様子で

開梱を待っていてくれた。

広島の山間部、三次(みよし)市にたった一軒残る三次人形窯元の丸本さん宅に

小倉駅から国鉄に乗って出かけたのは寒い季節、私は20代前半、おおよそ40年前のことだ。

厳寒期にしか絵付け作業をしないというので、3体注文し、

一年後、また雪の積もった三次に、受け取りに出かけ、抱きかかえて帰ったのだった。

P2110384


大きな旧い拓本額装の前に置いてみる。町娘(h46㎝)は、愛くるしい。

現在窯元を継いでおられる丸本氏の母堂の絵付けである。

↓当時はこんなに高価ではなかった印象だが、、。

http://www.miyoshi-ningyou.com/shopping/main.cgi?mode=details&sid=1&gid=1S000005

そのときに買った一対のお雛様も、

古さを感じさせないほど、膠を丁寧に塗った肌が艶やかである。

P2110368

江戸時代後期、裕福な町の人々は、

豪奢な衣装雛やお道具類をそろえた段飾りや御殿飾りを誂えることが出来たが

貧しい農民や庶民は、身の回りの、土や木や紙で

春を祝う気持ちにあふれた素朴な意匠の、自足の雛人形を作った。

安価な材を使って、単純明確な色彩や、ユーモラスな絵付けのなかに

土地の個性がしっかり表現されていて、興味深い。

いつでも民衆のアートは、明るくおおらか、健やかだ。

秀吉のまち、長浜では

商店街の各店で展示する「長浜のお雛さまめぐり」が始まった。

3月9日頃までがお楽しみ期間。

旧家所蔵の、寛政や享保の由緒深いお雛様や、手製のひな、三代のお雛飾り、ガラスの雛などが

約65店舗の店先で公開されている。

MAPを手に、さまざまなお雛様を味わいながらの散策をどうぞ。

雪が少ないけれど、寒い長浜、

湖北の春はどのあたりまで来ているのかしら。

川向こうの蝋梅は冬がよく似合う。

P2050357

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コメント

今日まちづくり役場で山崎さんと話していたらお元気でお過ごしのようで安心しました。またお伺いします。

広島のお人形ですか。

色彩の鮮やかさと素朴な土の造形が えも言われぬ魅力を放っています。

三体注文し その一年後にとりにいく なんと優雅なことでしょう。
時間の流れも 手に入れる喜びに充ち、物語をつくって
くれるようです。

20代前半の娘さんの一生と共にあった土人形、
これからも大切にしてください。

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