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2014年8月

2014年8月31日 (日)

山陰旅 後半。

旅から戻ると、長浜にはもうひんやりした秋が来ていた。

山陰は好きだなぁ。

旅の二日目、雨傘をさしてスタート。

松江駅ビルのリトルマーメイドでサンドイッチの朝食をとる。

広島在住時代によく行ったアンデルセンのパンの味をなつかしむ。そう、島根県の隣りは広島県やん。

「特急やくも」に乗り、米子から、伯耆町立「植田正治写真美術館」へ向かう。

http://www.japro.com/ueda/

『写真 と 俳句』~シリーズ〈奥のほそ道〉を中心に~  をじっくり観る。

俳句と植田写真の組み合わせには意外性もあり、日本的な感性の不思議な空気が作られていた。

借景の伯耆大山の姿を切りとる館内のスポットから望めたのは、雲に覆われた白いひろがり。

再び、雨の山陰本線に乗り、米子の駅弁を食べながら、倉吉に向かう。

強い雨~~雨~~のなか、バスで、白壁土蔵群へ。

玉川沿いに漆喰壁の家々が連なる景観は、佇まいが長浜の町に似ていること。

P8240377


赤茶色の石州瓦屋根の「赤瓦十五号館」まであって、静かで雨がよく似合うのも、そっくり。

いつぞやご来店いただき、「民藝」をお求めいただいたことのある

「COCORO STORE」https://cocoro.stores.jp/#!/の、若い店主をお訪ねした。

すぐそばの「くだものや」で、梨と小松菜のスムージー、美味しかった!

当てにしていた「夜長茶廊」カレー完売のため、教えてもらった別の店で独り夕ご飯。

倉吉の皆さん、ご親切有難う~~~!!

JRに乗り、松崎という無人駅で降り、夜道を歩いて3分、

ゲストハウス「たみ」http://www.tamitottori.com/ へ。

大学生やアーティストが滞在しているカジュアルな家の二階で

たまに通るJR通過音の音をBGMにくつろぎながら眠りにつく。

翌朝、宿のカフェで茹で卵とトーストの朝ごはん、

珈琲を飲んでる近所のおじさんと、おしゃべり。

三日目、また無人駅から各停JRに乗って、雨に煙る車窓を見ながら、鳥取駅へ。

バスで県立博物館内のカフェへ行き、閉まっている仁風閣を眺めながらキッシュを食べる。

この欅の螺旋階段の手すりに触れられなかったのが、残念。

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雨も止んできたころ、今町にある古本屋 「邯鄲堂」へ急ぐ。

小さいけれど、濃い品ぞろえの店内。

若い若い店主の前田環奈さんとは経歴が似ていたこともあって、

本の話がおおいにはずんだ。

夢を捨てないことって大事!本を信じるって大事!

古書店3年の店主にとって

「本が好き」 ではじまり、「本が好き」という繋がりで人に出会った山陰旅。

あちこちで出会った本8冊と、思い出の重みで、ふくらんだバッグをころがしながら、

いい風をたくさん持って帰ったような気がする。

3泊目の従兄宅では、無農薬畑に入って野菜たちから、あふれるパワーをもらえた。

帰路・京都までの「特急スーパーはくと号」には

こんな美しい洗面台が作られていて、レベル高い!因州の民窯/中井窯の手洗い鉢。

P8260398

ほんとにありがとう!!島根、鳥取。 

2014年8月27日 (水)

山陰旅 前半。

旅に出たかった。

訪れた山陰は、どの町も、なじんだ木綿衣のように、触り心地がよかった。

すぐまた「こんにちは!」って再訪したくなるような処をたくさん見つけた。

特急やくも7号で松江に着き、

まず、名物「シロイカの刺身」の昼食をして、(イカ好きにはたまらない!)

宍道湖畔の「袖師窯」へ。http://www.hibinokurashi.com/jp/pottery/8

棚の奥に、北欧風の深皿を見つけ、一目で気に入る。

縁の色が優しいが、袖師焼ではこのような草色は珍しい。

これは4代目尾野晋也氏の遺作らしく、一枚しか残ってなかった。

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窯をあとに、竪町商店街をぶらぶら上った途中にある

織物工房「直と青」さんの、涼しげな麻ののれんを、くぐってみる。

http://naoandao.tumblr.com/

奈央さん独りで、木綿布を機織りしている楚々とした佇まいの静かなお家。

ものがつくられている空間にいることが好きなので、いつまでも居たくなる。

藍色濃淡クロス模様が織り込まれた生成布を、1m求めた。

何に使うか思案するのはこれからの楽しみ。

お抹茶と、初秋の風のような薄紫の菓子でおもてなしいただく。

さすが風流な町、松江!生菓子絶品。

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懐かしい鷹の台、玉川上水の思い出話などがはずんで、楽しいお茶の時間だった。

「また会いましょうね~」と手を振って、

日傘を差して少し汗ばみながら、北へまっすぐ10分歩く。

85年以上も経つ「出雲ビル」という古い建物の階段を4階までのぼる。

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最上階に「SOUKA」という

 http://souka-kusahana.com/mokuji.html 静かなクラフトの店がある。

店に置かれているきちんとセレクトされたモノたちは、きっと訪れる方々を

いつでも楽しませ続けるだろうな~と思う店。

テラスからキラキラの宍道湖が見えた。

いったんホテルに戻り、汗を拭いてから、夕刻は、

セレクト書店のartos book store さんへ向かう。

楽しみにしていた、「町には本屋さんが必要です会議」in松江  への参加。

http://p.twipple.jp/j7DmE

夏葉社の島田潤一郎さん、今井ブックセンター店長の加藤さん、西村さん。

本屋の行く末を案じる3人の誠実なトークに、真剣に耳を傾ける。

本屋を好きになってくれるファンに、自分の書棚のように思ってもらえるというのが

理想だけれど、超迅速で便利なネット購入でなく、

わざわざ足を運んでもらえる書店になるためには、何をどう努力すればいいのか。。。

話を拝聴しながら、古書店3年のビギナー店主は、

本と人を繋ぐ工夫について考えこむ。けれど、でも、でも、

実に生き残るのに困難な時代にあるにせよ、

「本は美しいもの」であることを信じる人々は、必ずいて、愛しい本を抱いてくれるはず。

だから、その人々がいる限り、「本」は生き残ると思いたい。

島田潤一郎さんの著書「あしたから出版社」(2014)に、味のあるサインをいただいた。

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島田さんの夏葉社http://www.natsuhasha.com/は、

これからもいい本を作り続けてくれるだろう。

私の山陰旅は、こんなふうに満たされた一日からはじまったのだった。

(後半につづく)

2014年8月22日 (金)

旅に出る刻だ。

P8210408

我が住処の窓辺で、風に揺れる山藤の花。

川面では、鮎たちが水音をたてて、元気に跳ねています。

つくつく法師の声が、対岸の木立から響いてきて、

いよいよ夏休みの終わる晩夏の匂いがしてきました。

雷雨の多い不安定な空もようが続いた夏、

いまだに被害を受けている日本各地。

なにかしら不穏な気象。

地球を取りまく雲だけでなく、

人のいのちを粗末に扱う空気が、

この国で熱心に造られはじめてきたことを考えるほどに、

希望のみちすじをイメージするのに手間取るような毎日です。

でも、うつくしいものを信じるちからは、

生きてゆくちからになるんだろうと思います。

明日から4日間、26日(火)まで、夏季休業させていただきます。

「旅に出る刻だ。」というマッチを

デスクにずっと飾っていました!!! ※29日(金)から通常営業です。

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2014年8月11日 (月)

滋賀の本ー茂美志屋支店。

「もう琵琶湖だけとは言わせません!」

これは控えめな滋賀県民の発言?(笑)

・・・こんなパワフルなタイトルの滋賀紹介雑誌が2週間前に発売された。

(京阪神エルマガジン社 ¥799)

ほんとうに、

湖の国には味わいのある人・コト・モノがいっぱい存在していて、

もっともっとオモシロイものに出会えますよ!~~!

この新しい滋賀情報満載の雑誌は、さほど重くないので

観光の方々への、恰好のガイド本として絶賛お薦め中。


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6月の和やかな取材の折に、

「近くにお昼ご飯の美味しいところありますか?」と問われ

地元民御用達の、店主が通う ザ・食堂 を紹介した。

若い記者おふたりの味覚にもヒットしたらしい!

大通寺東の「茂美志屋支店」の

あんかけやきそばの写真が、

さざなみ古書店と同じ長浜のページに載ってるではないか!

これは自分のコトのよう嬉しい。

でも、どうか行列ができたりしませんように・・・・。

昨日は、台風11号が連れてきた風と強い雨で、

住処のそばを流れる米川も一気に増水して、はらはらしたけれど、

(↓10日午後の米川/住処より)

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幸い、何事もなく済んで、穏やかに週が明けた。

のどかな夏の陽射しを浴びている静かな町。

店先で焚く、除虫菊の蚊取り線香の香りは、晩夏まで続く。

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光る湖。

緑の山々。

澄んだ川の流れ。

蝉の声。 蚊取り線香~~~。

のんびりと滋賀WALKをおたのしみください。

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