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2014年8月27日 (水)

山陰旅 前半。

旅に出たかった。

訪れた山陰は、どの町も、なじんだ木綿衣のように、触り心地がよかった。

すぐまた「こんにちは!」って再訪したくなるような処をたくさん見つけた。

特急やくも7号で松江に着き、

まず、名物「シロイカの刺身」の昼食をして、(イカ好きにはたまらない!)

宍道湖畔の「袖師窯」へ。http://www.hibinokurashi.com/jp/pottery/8

棚の奥に、北欧風の深皿を見つけ、一目で気に入る。

縁の色が優しいが、袖師焼ではこのような草色は珍しい。

これは4代目尾野晋也氏の遺作らしく、一枚しか残ってなかった。

P8230369_3

窯をあとに、竪町商店街をぶらぶら上った途中にある

織物工房「直と青」さんの、涼しげな麻ののれんを、くぐってみる。

http://naoandao.tumblr.com/

奈央さん独りで、木綿布を機織りしている楚々とした佇まいの静かなお家。

ものがつくられている空間にいることが好きなので、いつまでも居たくなる。

藍色濃淡クロス模様が織り込まれた生成布を、1m求めた。

何に使うか思案するのはこれからの楽しみ。

お抹茶と、初秋の風のような薄紫の菓子でおもてなしいただく。

さすが風流な町、松江!生菓子絶品。

P8230356_3

懐かしい鷹の台、玉川上水の思い出話などがはずんで、楽しいお茶の時間だった。

「また会いましょうね~」と手を振って、

日傘を差して少し汗ばみながら、北へまっすぐ10分歩く。

85年以上も経つ「出雲ビル」という古い建物の階段を4階までのぼる。

P8230365_2

最上階に「SOUKA」という

 http://souka-kusahana.com/mokuji.html 静かなクラフトの店がある。

店に置かれているきちんとセレクトされたモノたちは、きっと訪れる方々を

いつでも楽しませ続けるだろうな~と思う店。

テラスからキラキラの宍道湖が見えた。

いったんホテルに戻り、汗を拭いてから、夕刻は、

セレクト書店のartos book store さんへ向かう。

楽しみにしていた、「町には本屋さんが必要です会議」in松江  への参加。

http://p.twipple.jp/j7DmE

夏葉社の島田潤一郎さん、今井ブックセンター店長の加藤さん、西村さん。

本屋の行く末を案じる3人の誠実なトークに、真剣に耳を傾ける。

本屋を好きになってくれるファンに、自分の書棚のように思ってもらえるというのが

理想だけれど、超迅速で便利なネット購入でなく、

わざわざ足を運んでもらえる書店になるためには、何をどう努力すればいいのか。。。

話を拝聴しながら、古書店3年のビギナー店主は、

本と人を繋ぐ工夫について考えこむ。けれど、でも、でも、

実に生き残るのに困難な時代にあるにせよ、

「本は美しいもの」であることを信じる人々は、必ずいて、愛しい本を抱いてくれるはず。

だから、その人々がいる限り、「本」は生き残ると思いたい。

島田潤一郎さんの著書「あしたから出版社」(2014)に、味のあるサインをいただいた。

P8270402

島田さんの夏葉社http://www.natsuhasha.com/は、

これからもいい本を作り続けてくれるだろう。

私の山陰旅は、こんなふうに満たされた一日からはじまったのだった。

(後半につづく)

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コメント

おかえりなさい。
またお話聞かせてくださいね☆

>懐かしい鷹の台、玉川上水

想い出す・・・・。
甘酸っぱい青春の想い出を置いてある場所。

そういえば、この夏里帰りした次女が言っていたけど、
国分寺の駅前がずいぶんと様変わりしているそうです。
「おばば」のいた南口じゃなくって、北の方。

それでは、いい旅をお続けください。

西川史朗さま
酢亭さま

「旅はいいわ~~」ってつくづく思いました。
人生も、一年も、一日も、みんな旅のようなものですけれど。
思い出を作るのが、生きるってことですものね。

後半、忘れないうちに書かなくては!!(笑)
また読んでくださいね。

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