フォト
2016年3月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
無料ブログはココログ

« 3周年 ありがとうございます。 | トップページ | 古いもみじの木。 »

2014年10月31日 (金)

秋の赤。

静寂。

かすむように虫の声。

月が赤みを帯びて浮かんている。

闇の昏さが、しみ入る季節。

くさむらに琴をおいたら、爪を立てた夜風が鳴らすかもしれない。

町の灯りは、小さい方がいい。

人間や、動物や、土の中の生物や、お化けや妖怪や、

米川の水中の魚や藻や

木々や、植物たちの、

生命の営みにとっては

夜は暗いほうがいいに決まっている。

音さえ吸い込むような宵闇のあいだに

生命体はコトコト、コトコトと発酵する。

発酵して、朽ちて、次の生命に向かう秋。

二階から見える赤い色。恋の色。

蔦は今年も、別れを言うために赤に染まっている。

Pa310685

« 3周年 ありがとうございます。 | トップページ | 古いもみじの木。 »

コメント

さっそくブログを更新していただき、ありがとうございます。
まだまだお元気のようで何よりです。
エボラ熱だのエバラ焼肉のタレだの、いろいろ世間が騒がしいですが、
風邪などお召しにならずに、肉召し上がって、飯も腹一杯食べて、
がんばってください。以上!

酢亭さま

肉食系ではないせいか、
九州方面からのプッシュには弱いヴェジ店主です。。。


酢亭さまの超多忙なシーズンが目の前。
トナカイ以外の肉を食って、パワフル活動をなさってね。以上!!

八木重吉の詩を思い出しました。

「このあかるさのなかへ ひとつの素朴な琴をおけば 秋の美しさに耐えかねて 琴はしづか に鳴りいだすだらう」

大好きな詩の一つです。

秋は春より冷涼で空気も美味しく感じますね。
木々の赤、黄が美しく、枯れた花の姿も美しく風情があります。
冬を迎える前の一瞬の贈り物でしょうか。

鈴鹿さま

コメント有難うございます。

秋の夜の静けさと、風。
こころがしんとして、
琴の音が流れてくる晩でした。

八木重吉は陽光こぼれる木立のなかに立ったのでしょうが
私は夜にあの詩を体感、自分が小さく小さくなって
清々しい境地へ運ばれました。
八木重吉へのオマージュを
読み取ってくださって有難うございます。

好きな詩はきっと身体のなかで、
こっそりと棲み続けているのでしょうね。

私は、倉本聡の小説「ニングル」を思い出しました。クライマックスで、ニングルが森を照らすイルミネーションの中、天敵である小動物に見つけられ食べられてしまうのです。
自然の中で行われている夜間のライトアップがテレビに映るたび、このシーンを思い出します。

hujimotoyaさま

言の葉はひら~^りひらりと
いろんな方の胸の中へいろんな風景になって落ちてゆくのですね。
コメント有難うございます。

ニングルたちが生きていける世の中でないと
人間は生きて行けないことを
忘れてはいけませんよね。
今の日本、、
決して人間を恨まないニングルたちに
言い訳なんかできないです。


コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1544525/57846219

この記事へのトラックバック一覧です: 秋の赤。:

« 3周年 ありがとうございます。 | トップページ | 古いもみじの木。 »