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2014年11月

2014年11月16日 (日)

古いもみじの木。

「ある町の小さな川べりに、昔から一本の木が立っていました。」

一本の古いもみじの木。

はじめて家を見にきた晴れた午後に、私を迎えてくれたのは、

水面から反射して、詩のように、

天井いっぱいにチラチラとたゆたう光だった。

ここに住めば、いつも一緒だよ、、と誘われるような光。

この窓辺にいつまでも座っていたくて

この土地にやって来たのかも知れない。

寒さがゆるむ頃の芽吹きは愛らしい。

Pc170111

艶やかな小さな赤ちゃん葉が成長し

やがて

カーテンまで若草色に染めるかのように

木は、大きな緑の枝をひろげる。

暑い夏、

小鳥やトンボや蝉が、枝に憩って賑わう季節。

慈悲深いこの木のおかげで

炎天からの強い日差しを和らげてもらえる。

P9260338

やがて冷たい秋風が吹きはじめ

寒い、、と肩をすくめる頃に

日毎に紅く染まってゆく窓辺が出現する。

午前の陽光を浴びてきらめく紅葉は

錦秋という言葉を思い出すほど、美しい。

Pb160762

ふりそそぐ木漏れ陽は、

ガラスを通しても

こころまで温めてくれるから、

私は、なんとかやってゆける、と思う。

ゆっくり流れる米川の澄んだ水に負の気分を流し去り、

窓辺の古い木がくれる気を吸い込んで暮らせばいいんだ、と思う。

厳しい湖北の冬がもうすぐやって来るけど

きっと大丈夫。

あと1~2ヶ月もしたら、

窓辺で

ふっくら白い衣を纏う木にも会うだろう。

木も私も、凍えない。

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(↑去年の雪景色)

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