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2015年6月

2015年6月26日 (金)

九月の朝顔。

素描のような表紙の絵は、やわらかい。

竹の紙に糸で刺繍された、手と朝顔のちいさな種ひと粒。

Photo

「九月の朝顔」 畑尾和美さんhttp://hataokazumi.net/profile.html

の詩画集(2011 BOOK LoRE)

のなかからひとつの詩を紹介します。

『神様のヴィサイン』

その人を神様と呼ぶ

いつも笑顔やから

元気をくれるから

楽しいことを考えているから

体にやさしいことを知っているから

かわいい声で旦那さんを呼ぶから

約束はせんとこうなって言うから

無理はしないから

好きなものをわかっているから

好きなことをしているから

うれしい時にはヴィサイン

なんで

その人を神様と呼びはじめたのか考える

べつに特別でもなく

ふつうのおばさんやのに

ふつうなんやけど

自分が同じ歳ぐらいになった時

にっこり笑顔でヴィサインなんかできるんやろうか

鼻歌をふんふん心地よく歌えるんやろうか

神様と呼んでいるその人は

昔は苦労したらしい

離婚経験もある

お父さんは、ぼけてしまって看病がたいへんやったそう

お母さんは今も入院している

体調だって崩したこともあるんやろうし

甘いもんも、おいしいもんも好きなんやけど

食べたら関節が痛くなってしまうという

ずっと前から笑顔やった訳じゃなく

しんどいことも、つらいこともあったから

今を思いっきり楽しんでいるように見える

その人はアハハと笑う

ほんまにおもしろい時には

アハハの後に「おっかしい」っていう

ほんものの笑顔

ほんもののヴィサイン

神様は

ふつうのおばさん

すぐそばにいる

酸いも甘いも経験して

自分のことを誰よりも

ちゃんと見つめようとしている人

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