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2015年11月

2015年11月29日 (日)

初冬。

朝、家を出るとき、

赤い毛糸の手袋をはめるようになった。

15歳の老犬ココア爺の足腰の筋肉維持と、飼い主の腰痛軽減のため、

40分ほどの散歩は続けなくては。。

伊吹山に初冠雪、長浜北部の山々には数日前に降雪があったと聞く。

冬がやっぱり約束通り来たようだ。

晩秋に寒暖の差が少なかったせいなのか、我が窓辺のいろはもみじは、

やや鈍い赤色のまま、乾いて散ってゆく。 

どこの紅葉の名所も同じ様子らしい。。。そんな巡りもあるのだなぁ。

蔵の前の小さな庭で

毎朝、隅に掃き寄せる葉が

焚き火を熾したようにこんもり赤い集積になった。

雨をためた手水鉢の水底には

落ちた葉っぱたちが重なり合っている。

静かに空をみあげて・・・瞑想中らしい。

これは

そのままにしておこう。

20151129

夏の終わり頃から真っ白な花をつけていた仙人草は

種子が熟して

ふわふわ綿毛を巻いて、ごきげんな様子で朝陽を浴びている。

来年もきっと咲いてね。

Photo

寒冷地で、「冬季欝」という病もおこると聞くが、

暗く重たい雲に閉ざされて、気温がぐんぐん下がると

ひとの身体は萎縮し、凍るように心が萎えることもある。

そんなとき、鍋物の湯気やひとの言葉の温かさをふうふう当てて

ほぐし溶かすのが、きっといい処方。

植物たちは過酷な場所でも、淡々と与えられた運命を受容し、

ただ生き延びようとする健やかな自律を見せて、

私のなまっちょろい弱音を叱咤してくれる。

川辺に自生している日本水仙の真っ直ぐ連立した緑芽は、

日毎に背を伸ばしてきた。

大雪をかぶっても、ちゃんと来年咲くんだよね。

ほんとうに植物は偉い。

20151129_2

2015年11月11日 (水)

キャンパス。

9月からはじまった新しい体験。

滋賀県の西、大津市にあるR大学の社会人募集に志願して、

週1回火曜日の受講が叶った。

「文化人類学」の授業はとても興味深くて、毎回帰り道に

次回までまた1週間待つのか、、と淋しくなるくらい。

講義後、提出しないと帰れない小レポートを

書くときは、普段使わない脳の部分がほどよく熱くなる。

JRに約1時間余乗り、駅前からバス10分で、

丘の上の木立に囲まれた瀬田キャンパスの校門に着く。

1

たった1科目だけの受講だが、単位も下さるらしいし、

IDカードも発行してもらって、

これがあれば図書館へ入館できるし、借りることも出来るのは

私にとっては有難いおまけ!!だ。

構内には、複数のカフェテリアやレストラン、ストアがある。

多種多彩な品揃えで、広いのにいつでも混み合ってる「学食」の空席を探して、

若い学生たちに混じって、

メニュー探検、人間観察的に昼食をとるのは、たのしい。

学生の健康管理をサポートするために

レシートには、摂取メニューの分析まで、表示されていた。

赤/タンパク質類 緑/野菜 黄色/穀類 かな。

塩分、カルシウム量まで記載されている。

この日は3品で754キロカロリーも食べちゃたらしい。

Photo

清々しい環境の、整備された構内に点在する機能的な建物、

清潔な若者たちが集まって、笑いさざめく風景。

「おれ、今日、オカンの弁当やねん」「そっか!」

「やばっ!バイト、遅刻せぇへんかな」「走ればイケルやろ!」

大学ってこんなに平和なガーデンなんだと、少し驚く。

20歳前後の彼らが現実社会で味わっているかもしれない砂嵐の匂いが流れてこない。

とんがって、ささくれだって、泣いたり荒ぶったりの

吹きだまりのような、ぐじゃぐじゃの場所はどこか別の場所に隠れて在るのだろう。

2

このベンチに腰掛けて、

図書館で借りた、辺見庸の本を読みながら

授業の始まるのを待った。

・・・・昨日の火曜日は、

コメントを時折くださっている「風月のカレー」さんが

遠くから来店してくださったらしいのに、お目にかかれなかった。

(※ROOIBOS TEA大好きです。ありがとうございました!!)

ゴメンナサイ。・・ほんとうに残念。(このブログに目を留めてくださることを祈りつつ・・。)

2015年11月 8日 (日)

雨の米川。

久しぶりの雨。

そぼ降る秋雨が、この町にはよく似合う。

昔の人々が整えて栄えた古い町だけど、

川沿いの風景のなかで、実は多種の生き物の暮らしが息づいている。

折々に遭遇する彼ら、

雨の日はどこにいるのかな。

いろいろな虫や爬虫類や野鳥たち、翡翠、青鷺、白鷺、烏、椋鳥、山鳩、

そして、流線型のテン、可愛い顔のイタチ、長い蛇、しっぽがふさふさの狐、、

黒やトラの野良猫ちゃんたち、、。

妖怪や、世にも不思議なモノたちだってきっと棲んでいるに違いないけど、

仲良くやりましょ~。

・・・エッツの「わたしとあそんで」という絵本を思い出した。

ひとりぽっちの女の子がいろんな動物に囲まれてにっこりしている最後のペエジ。

これからもずっとずっと、

生き物たちが澄んだ目をしてきげんよく生き続ける町でありますように。

つまり、ニンゲンも生きられる環境ってことだものね。

雨の輪っかと、米川に映る紅葉。

我が住処は、もうじき落葉する赤い蔦に覆われてる。

Pb080217

2015年11月 6日 (金)

秋の湖。

11月、明るい陽射しの秋の日には、気持ちがほっとする。

ことのほか時雨が多い地域だけれど、今まであまりなかった好天が続いている。

家にいるのはもったいない時間帯に、

久しぶりに琵琶湖岸を、老犬と散歩した。

対岸の山々も浮かぶような薄青色をして。

湖面に広がるきらめきは

どんな宝石よりもきれいだ。

2015115

北国から飛来する野鳥もどんどん数を増してきた。

今年も、一羽のオオワシがシベリアからの長い長い旅をしながら、

山本山に向かってるのかな。

2015115_2

住処の窓辺の古木、いろはもみじも

枝先を染めはじめた。

Pb060215

冷え込む朝晩は、ストォヴを点けてしまう。

やってくる厳寒を想像すると、少し怯むけれど

雪がもたらしてくれる真っ白な風景も、心の中では待っている。

季節ごとに、

山や湖や町や庭や道が

美しい色あいと陰影を宿す一瞬の間合いを

目に映すことができるのは、

数百色の絵の具箱を持ってるような豊かな気持ちだ。

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